第73話 ページ23
中原side
中原｢………｣
相変わらず夢はみねェが
いい夢を見ていたかのような良い目覚めだ
ベッドに腰掛け昨夜を思い出せば自然と口角が上がる
中原｢まじかよ…｣
未だ実感のない幸福感
昨日部屋に返さずここで寝させればと後悔も多少ある
会うのが少し緊張しそうだがその前に俺にはやるべきことがある
中原｢…何作ろ…｣
＿＿＿＿＿
＿＿
中原｢…こんなもんか。｣
湯気を纏う出来たての朝食
中原｢………｣
俺はいつもより早く目覚めたというのに
中原｢Aー。そろそろ起きろよ｣
貴女｢………｣
朝の弱さは健在か。
中原｢入んぞ｣
貴女｢………｣
首元のチョーカーと目が合う
渡してから外しているのを見たことがない
中原｢…とんだ眠り姫だ｣
何をしたら起きるだろうか
貴女｢………ん…良い、匂い…｣
中原｢…たく。
……おい、A。｣
貴女｢……ふぁ…｡………って中也さんっ｣
中原｢おはよ。………ンだよ？｣
目覚めるや否や布団の中に隠れた
貴女｢お、おはようございますっ｣
中原｢なんで隠れんだよ｣
貴女｢寝起きの顔は見せれるものじゃ…｣
中原｢なんだそれ｣
それじゃあ俺達は一緒に寝れねェじゃあねェか
中原｢リビングにいるぜ｣
貴女｢はいっ｣
部屋を出た瞬間にバタバタと準備の音が聞こえだす
それを珈琲をすすりながら聞いていた
中原｢悪くねェ朝だ｣
貴女｢お待たせしました｣
中原｢おう｣
向かいの席で目を輝かせる元令嬢
出会った時は不憫な娘だと思ったが
今こうして他愛無い事で喜ばせれるのなら
本当に俺はお前と出会えて良かった
この先も俺がお前を幸せにしたい
昼の世界を奪ってしまったマフィアとして
お前を想う男として
誰に頼まれるでもねェ
俺の意思でお前に一生寄り添おう＿＿＿
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 156人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
高杉りた(プロフ) - 宇宙さん» コメントありがとうございます🥹そうです！誕生日です！気づいて貰えて嬉しいです✨絶対会話に4分もかかってないけどどうしてもやりたかったです笑更新遅めですが引き続き楽しんでいただけると幸いです😌 (2月19日 10時) (
レス) id: 795a11b87e (このIDを非表示/違反報告)
宇宙(プロフ) - 89話の中也と太宰ちゃんの通話時間は、中也の誕生日と同じ数字ですね！ 意図されてなかったらすいません！ 今一気に読ませて頂いてるんですが、最高です！ (2月18日 8時) (レス) id: 903686ae9a (このIDを非表示/違反報告)
陽奈(プロフ) - あ、あ、、あぁああ、、、😵💫🌀💗最高すぎます🥹🫶🏻続き待ってます！！！！ (1月12日 19時) (レス) @page21 id: c0bc1d8a43 (このIDを非表示/違反報告)
はるぽて - やばいやばいやばい！かっこいい、、！続き楽しみにしてます！ (1月11日 20時) (レス) @page21 id: d1b129b244 (このIDを非表示/違反報告)
Efu(プロフ) - え、待って好きすぎるんだが？？？🤦♀️🤦♀️🤦♀️ 続き待ってます！！ (1月9日 2時) (レス) @page11 id: c48b566125 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：高杉りた | 作成日時：2024年1月5日 18時
