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吉良吉江は静かに暮らしたい ページ4
「・・はぁ？」
「自己紹介ですよ。どうやら貴方はヒーローの方のようですね？
是非お名前を教えて頂きたいのですが。」
「ゾンビマン、だ。」
「それは所謂ヒーローネームと言うものではありませんか。
私は貴方の本名を知りたいのです。」
尋ねるもののゾンビマンさんは本名を明かすのを躊躇った。
「そうですか、少し残念ですが仕方がありません。
ではそろそろ帰りましょう。」
キラークイーンで彼の吸っていた煙草を爆弾に変えた。
「あぁ、なんて美しいのでしょう。」
手元にやって来たゾンビマンさんの右手に思わず頬擦りしてしまう。
「少し傷が残ってしまいましたが手入れをすれば良いでしょうかね。
ゾンビマンさん、これから私と末長くお付き合いください。
ゾンビマンさん、いや長いな、ゾンビさん、うーん芸がない、ゾーン、ゾンビー、
マビン、マービン、マービン！
うん、これからはマービンと呼ばせて貰いましょう。」
マービンの手をこれ以上傷付けないよう優しく箱にしまい、明日の休みはマービンに似合うマニキュアを買いに行こうと予定を立てた。
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作者名：ﾈｰｻﾝ予備ﾌｧｰﾏｼｽﾄ | 作成日時：2018年1月2日 13時
