【ハイキュー!!】これを愛と呼ぶなら。#4 (ページ4)

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A「ありがと」

及川「いえいえー」

皿洗いを終えて、隣に座る及川。

結構な頻度で家に食べに来る及川だが、

これと言って他に何かするわけではない。

お互い携帯を触ったり、テレビを見たり、

好きなことをしてまったりと時間がすぎる。

特に何かが起こるわけではないけれど、

このまったりとした時間が好きだったりする。

及川「Aー、俺アレ飲みたーい」

A「はいはい」

アレ、というのはストロベリーティーのことで。

初めて家に来たときに出したのだが、

及川は結構気に入ったらしい。

A「徹くんアイスたべるー？」

及川「食べる！」

ソファ前のミニテーブルにストロベリーティーを置いて、

冷凍庫からチョコと抹茶のアイスを取り出した。

A「どっちがいい？」

及川「抹茶！」

A「じゃあ徹くんチョコね」

及川「なんで聞いたの⁉」

及川にチョコのアイスを渡して、

食べられる前に抹茶のアイスをかじった。

大人しくチョコのアイスを食べる及川に、

及川「…Aさー、」

A「んー？」

Aは背を預けて、寄りかかって座った。

及川「彼氏、できたの？」

A「でき、わっ」

及川が体をふっと後ろに倒したため、

アイスをくわえたまま、及川の膝の上に倒れてしまった。