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走って廊下に出て、人気のない場所を探す。


ちょうど、自販機に隠れる窓の桟を見つけて座った。




国見「あ、やべ」




さっきまで鳴っていた携帯が、

動くのをやめた。



目を閉じて、深く深呼吸をする。



はやる心臓を抑えながら、

通話ボタンを押した。



A〈あ、もしもし!〉



すぐかけ直したからか、

1コールでAさんが出た。



国見「もしもし」



電話越しに聞こえる楽しそうな声に、

思わず顔が綻ぶ。



A〈今電話してて大丈夫?〉

国見「大丈夫ですよ」


A〈月島と日向…どう?なんとかやってる?〉

国見「月島はともかく、日向はボール拾いばっかですね…」



Aさんが、"やっぱりなー"って言って、

ぽふん、という音が聞こえたから、


多分ベッドに寝そべったんだろう。



A〈日向に、"ボール拾いだって、

  ちゃんと練習だよ"って言ってあげてくれる?〉



Aさんは、あとねー、と付け足して




A〈月島にはちゃんとご飯食べるように言っておいて。

  あの子、先輩いないとすぐ残すから〉









…なんで、俺にそんなこと頼むんだよ。









国見「…心配事は、月島と日向ばっかりなんですね」









電話を始めて15分。

月島や日向のことばかり気にかけるAさんに、









少しだけ、イラついたんだ。

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カカシ(プロフ) - さむつむさん» いつもコメントありがとうございます(*´˘`*)国見ちゃん編、もう少し続きます。何卒お付き合いください(*´˘`*) (2019年12月27日 0時) (レス) id: 0f83681d36 (このIDを非表示/違反報告)
さむつむ(プロフ) - 最っ高です!!!!!さっきからずっと叫んでます!!! (2019年12月25日 16時) (レス) id: 0a4236f730 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カカシ | 作成日時:2019年12月11日 14時

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