【国見英】これを愛と呼ぶなら。#8

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翌日。


今日から泊まり込みで合宿。



月島「ナイスレシーブ！アノ人もきっと見てるよ〜」

月島「あっ ごめ〜ん、アノ人には言わないでね、

　 僕怒られちゃうから」




月島が、3割増で鬱陶しくなっていた。



うっぜぇ、コイツ絶対ストレス発散に使ってんだろ。



Aさんの名前を出さないのは、

日向がいることへの配慮のつもりなのか。





日向「国見、お前月島となんかあったの？」

国見「何もないけどチョット黙らせてくんない…っ！」


日向「善処はしますが諦めていただいた方がいいかと」






…事実、どうにもならなかったので諦めた。






練習が終わり、

また黄金川が自主練をしようぜって言うから放置。


何と今日は月島も自主練するって言いだした。



ご飯を食べて、風呂に入って、

布団を敷いて携帯を開く。



メールの受信ボックスや、着信履歴も変化ナシ。



そのことに肩を落としながら、

ため息をついてゲームを開いた。



しばらくして、廊下でガヤガヤとした声が聞こえて、

金田一たちが自主練を終えたのがわかった。



金田一「自分の布団だけ敷いてやがる、笑」

国見「…ご自分でどうぞー」



仰向けに寝っ転がって、携帯を弄っていると。




国見「は、え、」




突如画面に表示された〈椎名A〉の文字に、

驚いて。手が震えて。




国見「いってぇ！」





顔面に携帯を落としてしまった。

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