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「…おき……ス…カ……て
スピカ、起きて!!もう7時よ!」

『んー…あと5分…』

「それ、何回目だと思ってるの?
二十回目よ!」

私はリリーに連れられて渋々談話室に連れて行かれた
そして理不尽にシリウスを蹴った

「いってぇ
何すんだ!」

『この前、たんこぶ作られたからね
ちょうど良いから仕返し』

「スピカは寝起き、不機嫌だったんだね(ボソッ」

「う、うん。なんか怖いや(ボソッ」

リーマスとピーターが話しているのが聞こえた…気がした

「スピカ、今日授業なのよ!
あんな奴ら置いて早く朝食とりにいきましょう」

『あぁ』

食事(…と言うか私にとって、この時間はほとんどリリーと喋るだけの時間なのだけど)
が始まった

『そう言えばさぁリリー、この頃セブルスと会ってないよね〜』

「私は会ってるけど?」

『え⁉︎密k…イデッ』

密会⁉︎と言おうとしたら
思いっきりリリーに足を踏まれた
なかなか痛い

「秘密になんかしてないわ!
…スピカも一緒にくる?」

『え!?リリーはセブルスのいる場所がわかるの!?
愛d「見当がつくだけよ」…ふーん』

セブルスの道は長いようだ
こう見えて私、鋭いので…

『じゃあ、お昼休みの時行かないかい?』

「じゃあ、そうしましょうか」





お昼休み

『やあ!元気かい?セブルス』

「どうした?」

『ニヤッ)リリーのこと好きなんでしょ?』

私はコソコソッとセブルスに言った

「なっ!」

『ははーん
図星か?』

私はセブルスに引っ叩かれた
…痛い

『そうそう、今日リリー来る予定だったんだけどね
図書室で探したいものがあるらしく来れないって』

「そうか」

『そういえば、セブルスってわかりやすいよ。
結構。リリーといる時と別の人といる時で表情が
ぜーんぜん違うね
…顔は悪くないんだからにこやかぁにすれば良いのに』

私が珍しく正直に述べると
セブルスは「はぁ?」と声を出した

『髪なんてこれやれば良いじゃん
スコージファイ 清めよ』

私はセブルスのベトついている髪に向かって唱えたら
髪がサラサラになった

『ほぅら!結構、顔は悪くn…痛っ!
叩かなくたって良いじゃん
ほめたんだよ?』

「お前が言うと嫌味になる」

私はそう言われて一瞬キョトンとしたが次第にニヤニヤと笑った

『私って顔はまぁまぁ良いもんね
結構、男子に人気あるんだよ?
数十人だけど…
シリウスなんて数百人だから次元が違うよね
あぁ見えてジェームズも人気あるらしいし?
今時の女子の好みがわからないね』

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作者名:渓谷 | 作成日時:2022年1月7日 22時

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