【カゲプロ】大丈夫、救うよ。【カノ】

夜咄...9 ページ10

「きゅーけー！」
う〜ん、殆どのアトラクション乗ったな！
なんか、すごく達成感！

あとはもうセトさん待つだけにしよ〜
まぁ要は疲れたんだけど。

一応分かりやすく一番目立つであろう噴水の淵に腰掛ける。
暇だな〜とか思いながらしばらく足をブラブラさせてると
ふいにトントンと肩を叩かれた。
「あ、セトさ…」
振り向いて固まる。
居たのは知らない男の人だった。
「かーのじょ！遊ばない？」
え？あれ？
セトさんと違うんですけど。
てか誰ですか。お呼びでねぇよ？
「ねぇってば！」
はっ！と我に返り、愛想笑いを浮かべて断る。
「遊ばないですね、はい。
というか、待ってる人いるんで。」
「知ってる〜。
ゲートでキスかましてたやつでしょ？」


見 ら れ て た＼(^p^)／

てか違うしww

「キスよりさぁ、もっと楽しいコト、しない？」

耳元で囁かれ、悪寒が走る。

「…やですけど。」
「あっち行こ♪」
「ひっ…」
腕を掴まれ、人気の少ない方に引きずられていく。

いやいやww聞け？おいコラ。
「ちょっ…」
「ね？ここなら誰にも分からないからさ。」

薄暗くて狭い、建物と建物の間の隙間に押し込まれた。

「…ね？したいでしょ？」
答えはファイナルアンサーでノーなんですが。

男の吐息がかかる程に近づく。

うぇぇ、涙出てきた。
気持ち悪い…

「…っや、だ…」

夜咄...10→←夜咄...8

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す