【カゲプロ】大丈夫、救うよ。【カノ】

夜咄...6 ページ7

「カノ！ちょっと待ってくださぶっ…！」

急に止まったカノにぶつかる。
いや、急すぎるよ；

「ん？どうかした？」

ニコッと笑いながらこっちを見るカノに呆れる。

「…あの、あそこまでする必要ありましたか？」
「他に方法あった？」
「カノの能力で…はっ！何でもないです！」
「…ねぇ、Aさ、「いや！でも！しすぎなんですよ!!」

うぅ…ただでさえ暑いのに顔が熱い。

カノがニヤッと笑うのが分かる。

「何を？」
「その…キ…ス……」
「え？聞こえないなぁ？」
「キスッ！何回もするしっ…最後長いし…」

あぁもう！思い出すの恥ずかしい…！

「ねぇ、その反応、もしかして初めてだった？」

バッと顔を上げ、ニヤニヤと笑っているカノを涙目で睨む。

「っうるさいです！
大体彼氏なんて面倒臭くて要らないものだと思ってるんですから
したことなくて当然でしょう！
下らない事に付き合っていただきありがとうございました!!」




…というか、からかったカノにも腹が立つけど一番嫌なのは＿＿＿



「うぅ…キス、嫌じゃなかったなんて絶対言わない…！」

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