【カゲプロ】大丈夫、救うよ。【カノ】 (ページ17)

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夜咄...16 ページ17

飲み物を買った後、カノ達にわかり易いようにと
観覧車の前に戻って来ると丁度降りてきたところだった。

「お、お前なんて事をしてくれたんだ!!」
「悪いことするからいけないんすよ～」
「カノのせいだっt「ひどいなぁ、キド。止めなかったのはキドじゃん？」
「止める暇が無かったんだ!!」
「あの、ここだと邪魔なんでもうちょっと端で喧嘩しませんか？」
「A喧嘩しないかっておかしいからwww」
聞いてる限りアンタのせいだけどな。
「でもさー、流石にあのカップルと一周させるのはひどいんじゃない？
かなりの苦行だったよ～？
途中なんか結構ヤバくてキド超赤面だったし。」
「う、うるさい！
ああああんな事し始めるなんて…！」
思い出して顔を赤くするキドさん。
何してたんだろ…
「しかも見えないのをいい事にちょいちょいこのバカがちょっかい出すんだぞ!?
もういつバレるか…！お化け屋敷より質が悪い！」
「ならお化け屋敷入ってみる～？」
「キサラギので充分だ!!」
「あはは、冗談。でもほんと、ひどかったのは確かだよ。
邪魔したのは悪かったけど…」
「悪かったと思ってないくせに。」
「当然。」
なんか、２人共顔怖いんだけど…
「何やってるんだ？まぁいい。
取り敢えずアイツ等と合流するぞ。」
「了解(っす)」
「えーと、私もですか？」
「当たり前っすよ！」
「じゃないとAに説明した意味ないでしょ？」
あぁ、そうか。
「ほら、早く行くっすよ～
きっとマリー達の相手して伸太郎さん疲れてるっすから」
「絶対涙目だろうなぁ！」
…楽しそうですね。

「てゆか何セト手つないでんの？」
「流れっすよ♪」
「じゃぁ今すぐその流れ断ち切って。A、僕と手繋がない？」
「そもそも繋がなくていいんだけどな…」
「それは俺が嫌なんで。」
「は、はぁ…」
ニコッと笑いながら断言される。
「えー、僕とは繋いでくれないわけ？」
「両手つないでたら子どもみたいじゃん。」
「じゃぁ動かない。」
子供か！
「Aさん、カノなんか放っておいて先行きましょう！」
えぇー;;
「カ、カノッ」
「ふんっ」
「どうせ後からついて来るんすから！」
でもずっとこの態度でいられても困るわけで…
「Aが手繋いでくれなきゃ行かない。」
安いな。
「早く来い！」
「キドもああ言ってますし。ね！」
「…はぁ」
そっぽ向いてるカノの方に向かっていく。
「Aさん？」
「行こ？」
「しょうがないなぁ！」
うっざぁ！
「…放そうか？」
「放さない♪」