夜咄...14 ページ15
「え?知らない間に声に出しちゃってたんじゃないですか?」
「Aってっすか?」
呼び捨て…新鮮だからかな?
ドキドキする。
「普段、読まないようにしてるみたいっすけど、
多分接触すると普通に入ってくるんじゃないっすか?
特にこっちが呼びかけてる声は。
…もう一度、俺の声、聞いてみませんか?
Aさんには言いたくても言えないこと、いっぱい考えてるっすよ?」
「……いや、です。」
手を伸ばしてきてたセトさんが止まる。
「じゃぁ、認めるって事っすね。」
「はい。認めます。
こっちだけあなたたちの情報知ってるのも不平等ですから。」
それだけ言って、窓の外を見る。
あー、もう、一番高いところでこの雰囲気ってどうなの。
ガラス越しに見えたセトさんの顔から笑みがすぅっと消えた。
何となく、ガラスから目を離してうつむく。
うわ、気まず__
「Aさん。」
「ひゃっ!え?はい!?」
肩に腕回って…!?え!?
抱きしめられてるよね!??
て、てか…
「あ、あの!
で、できれば接触は極力控えて欲し「…何も、思わないようにするから。」えっと、はい?」
「…何も考えないようにするっす。
だから、少しこのままで居させて欲しいんす。」
「………。」
確かに、あまり何も伝わらない。
私が大人しくなると、ぎゅっと力が強まった。
「セ、セトさん…?」
「…あと、もう一個嫌なお知らせがあるんすけど…」
「え…」
「この部屋に、もう2人程いたり…」
「えぇ!?」
「やっほー」
「どうも。」
「ど、どうも。」
セトさんが深く溜息をついた。
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空良(プロフ) - クロアさん» やってない;; ごめんね! (2013年6月23日 23時) (レス) id: 52e74d3d75 (このIDを非表示/違反報告)
空良(プロフ) - クロアさん» ありがとう(>_<) (2013年5月26日 22時) (レス) id: 52e74d3d75 (このIDを非表示/違反報告)
空良(プロフ) - クロアさん» 更新遅くてごめんね(>_<) (2013年5月26日 12時) (レス) id: 52e74d3d75 (このIDを非表示/違反報告)
空良(プロフ) - ぐる〜み〜さん» テスト終わったので更新しますね!^^ (2013年5月23日 23時) (レス) id: 52e74d3d75 (このIDを非表示/違反報告)
空良(プロフ) - 叶流さん» 分かったってばwwww今日更新出来たらいいなぁ… (2013年4月11日 20時) (レス) id: 52e74d3d75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蒼空 | 作成日時:2013年3月10日 12時