【カゲプロ】大丈夫、救うよ。【カノ】

夜咄...13 ページ14

は、話が…っ！


あ、よし、やっと高いところまで上がってきた。

「き、綺麗ですね！景色。」
「おー！ほんとっすね！」
「っ！」

ち、近い近い！//

背中から伝わるセトさんの温もりに
顔が熱くなる。

“A”

「あ、え？は、はい？」

っ近っ！//

「わっ！ごめんなさっ…//」

chu…


「へ…？」

今まで赤かった顔が急に青ざめ、その後また赤くなる。


「あ…「うわーっ！ごっごめんなさいごめんなさい！」……」

何も返してくれないセトさんの方をちらっと見ると
空中を見て楽しげに口元を緩めていた。

「あの、セトさん…？」
「あ、気にしなくていいっすよ！今のは事故っすから。」
「そ、そうですか…？
でもセトさんにも好きな方とかいらっしゃるのでは…」

と言うとセトさんはニコニコ笑ったまま返してくれなかった。


「それよりAさん。」
「あ、はい…」

あれ…？
やっぱり、おかしい。

「さっき、こっち向いた時…」


あ、ヤバイ…




「俺、Aさんの名前、呼んでないっす。」

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