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44話 ページ6

奏side




奏「母さん・・!」



僕は母さんの姿を見つけて動けなくなっていた。



あの頃と変わらない長い茶髪。ガラス玉のように綺麗な透き通った青い目。



そして、今僕の首にもかかっているお揃いのネックレス。



間違いなく母さんだった。



奏(なんでこんな時に・・・)



____一番会いたくない人に会ってしまうのだろうか。



心の中で自分を抑えながら犯人の行動をうかがう。



あくまでもこれは仕事で、助けなければいけないんだ。



そう自分に言い聞かせ、呼吸を整える。



するとしびれを切らした犯人は予測していない行動にでた。



犯人「早く用意しないと一分ごとに1人ずつ殺すぞ!!」



奏(何っ!?)



そう言って1人目にされそうになっているのは



長い茶髪で青い瞳の母さんだった。



犯人「もう少しで残り10分だ・・・1人目を殺す!」



母「は、離して!!!」



必死に抵抗する母さんを放っておけるはずもなく、



奏「やめろぉぉぉぉぉぉ!!!」



僕は気づけば走り込んでいた。



犯人「何だお前!こっちに来るな!」



母さんに向けられていた冷たい銃口は僕に向けられ、犯人は引き金を容赦なく引いた。



パンッ



乾いた銃声が響いたが、僕は無傷。



咄嗟に自然録を使い、銃弾の流れを変えたのだ。



犯人「!?お前ら何してんだ!早く捕まえろ!」



リーダーらしき人の一声であとの二人が僕の方に向かってくる。



だが、母さんを人質に取られた今、僕の歯止めが効かなくなり、



奏「自然録!!!」



二人は道路側の窓ガラスまで吹き飛ばされていた。



奏「母s・・・人質を解放しろ!!」



犯人「あぁ!?何言ってんだ!金を早く渡せ!そうすれば人質は開放してやる。」



奏「そっか・・・なら力ずくでもやってやる。」



今、特殊部隊が入ってきては人質が危ない。



僕は急いで特殊部隊にこう伝えた。



「あとは任せろ。」



そう言い放って無線を切り、イヤホンを投げ捨てた。



奏「皆さんできるだけ端に固まってください。巻き込まれないように。」



犯人と距離を取りながら人質を誘導する。



犯人「そういえばお前のその力、武装探偵社だな?」



奏「だったらどうなんだ。」



犯人「まぁ俺も同じようなものさ。」



奏「なにっ!?」



相手も異能力者!?



犯人「さぁ、そろそろ行くぞ?」



奏「望むところだ。」



犯人「異能力!堕天の刻印!!」



奏「異能力!自然録!!」

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(プロフ) - とても面白いです!更新、無理せず頑張ってください! (2019年9月16日 15時) (レス) id: b6ee0e20db (このIDを非表示/違反報告)
涼水蓮 - あの、すごい好きです!更新待ってます!! 結構前の小説なのに今ごろすみませんm(_ _;)m (2018年7月13日 14時) (レス) id: e5ae371d78 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 神子さん» ありがとうございます! (2017年2月11日 0時) (レス) id: bdd5f3b0a6 (このIDを非表示/違反報告)
神子(プロフ) - 楽しみにしています( *´艸`)夜遅くに失礼しました! (2017年2月11日 0時) (レス) id: ee281f99d8 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 神子さん» わぁぁぁ(´。тωт。`)ありがとうございます!!本当に長らくお待たせしてしまってすみません...。これからも宜しくお願いします...! (2017年2月11日 0時) (レス) id: bdd5f3b0a6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2016年7月13日 21時

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