＃５９.射し込む赤 ページ14
『ちょっと1人になってもいい？色々と考えたいの。』
泉「ダメに決まってるでしょぉ！？
アンタ自分が置かれてる状況分かってんの！？馬鹿なのぉ！？」
『おねがい、泉くん♡』
泉「可愛すぎるからやめて！(チョ〜気持ち悪い！)」
宗「瀬名、言ってることと心情が逆なのだよ。」
『じゃあ零さんたち、泉のこと押さえといて！』
泉「Aッ！！」怒
泉を五奇人の皆に押さえてもらい、行くあてもなく走る。
……ううん、行くあてはあるんだ。
ガラッと扉をスライドする。
開けた先に居たのは…
『約束通り16時ちょうど…勿論一人できたよ。
よっ、守沢！南雲！』
流星隊の現在…そして未来のリーダー二人だった。
千秋「っ高嶋…！」
鉄虎「Aの、姐御…」
『こらこら。私は裏切り者なんでしょ？
安易に近づいちゃダメなんじゃないの？』
両手で大きく示した×を二人に向けた。
これは私の『拒絶』なんかじゃない。
嫌なのに仲間になられても私は嬉しくない。
……どうせなら、心から信頼しあえる仲の方がいいでしょ？
鉄虎「姐御！ごめんなさいっス！
俺、あれからずっとずっと迷ったのに…
大将に誘われたのに…
俺は、百合亜先輩に侵食されてるんス……
分かってるのに、出られなくて………」
南雲の言葉が響く。
自覚はあるのに、洗脳が解けない。
吉澤の言葉は、これほどまでに毒だったとは…
千秋「高嶋…俺は、お前に暴力を振るった。」
『うん、振るわれた』
千秋「百合亜の味方だって、羽風に言った。」
『へぇ、そうなんだ。』
千秋「嘘をつく正義のヒーローなんて、いてもいいのだろうか…？」
守沢の手は震えてる。
私はその手にそっと触れ、その肩をしっかり掴んだ。
『しっかりしな。
そういうのは私やヒーローが決めるんじゃない。
守沢自身が、自分で答えを見つけていかなきゃいけないんだよ？』
大丈夫。
私は貴方の答えを受け入れるから_____
千秋「俺は…また、高嶋と話したい。
また、高嶋のプロデュースを受けたい。厳しくてもいい。
……高嶋の『正義の味方』になりたい。」
『ありがと…千秋。鉄虎はどうする？』
鉄虎「俺も、いいんスか…？」
『私は別に決める権利はないよ？』
鉄虎「は、入るっス！姐御！よろしくっス！」
頼もしい味方が増えた。
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めい - 続きをおおおおおおおおお！！ (3月14日 19時) (
レス) @page26 id: 16df366cc3 (このIDを非表示/違反報告)
どーなつ - キャッチコピーが天才すぎます...！！ (8月7日 20時) (レス) @page1 id: 9aa429e4c8 (このIDを非表示/違反報告)
にょ - 作中にマリみてが出てきたので、なんだそれと思って調べたらめちゃくちゃ良かったです…浄化されそう😇 (8月5日 17時) (レス) @page6 id: cbaa433123 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - とても面白かったです！いつか更新再開してくれることを願います🙏🏻🙏🏻 (2022年8月6日 1時) (レス) @page26 id: b240dea77d (このIDを非表示/違反報告)
彩音(プロフ) - つ、続きはどこに･･･!!?更新楽しみにしてます🙏🙏🙏😭😭 (2022年6月20日 19時) (レス) @page26 id: 25043c6aac (このIDを非表示/違反報告)
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