【あんスタ】そうだ、痩せて復讐しよう。

＃４２.レンズ ページ43

『えーっと……どうして？』



そんなまた唐突な……



あのゆうくんゆうくん言ってる瀬名ですら驚いている。







真「……吉澤先輩は、皆を依存させているんです。」

レオ「依存！？どういうことだっ！？」

真「此処に、僕やRa*bits以外に誰か来ましたか？」

嵐「き、来てないけど……」




あの【衣装デュエル】以来、物理攻撃はないものの誰も近づこうともしない。


味方になる気はない、って勝手に解釈してたんだけど……








真「高嶋先輩がいなかった半年間、
吉澤先輩は皆の気持ちを自分に向けさせたんです。




私は裏切らない、


私は皆のこと大好きだよ、って……








明星くんたちも、先輩たちも皆……吉澤先輩に依存してます。」




司「Mind control、というものでしょうか…」

凛月「俺達は吉澤のこと眼中になかったからそうでもなかったけどさー…
他の奴らは吉澤の何がいいんだろうねぇ…？」

真「特に1年の葵ひなたくんが、吉澤先輩に忠実なんです。
いつも吉澤先輩にべったりだし……」

『ひなたが？』



…だからゆうたが来れない訳ね。厄介な話だ。







けれど、一つ気になることがある。





『どうして遊木は吉澤の話を聞かなかったの？』






真「あの人の僕を見る目が、カメラのレンズみたいにベッタリだったから……





あの視線に何も感じない皆は、おかしくなってるんだと思うぐらいには……













あんな、気持ち悪い視線っ……もう耐えられないんです！！」




遊木の声は震えていた。






……それと同じ、いやそれ以上に瀬名の体も震えていた。




泉「俺の許可なしにゆうくんをじろじろ見るとかあり得ないんだけどぉ！？！？
安心してゆうくん、これからはお兄ちゃんが常にゆうくんの傍にいるからぁ…！」

『はいブーメラン乙。ていうかそれこそ遊木の体調に影響出そうだからやめて？』



瀬名にツッコんだところで、話を戻す。







『いいよ、遊木。おいでよ、こっちに。』

真「えっ、いいんですか！？」

『うちはいつでも人手不足だからね、遊木も入ってくれると嬉しい。
……で、吉澤から助けださなきゃいけない人も出てきたし。』





吉澤との闘いは、かなり混戦になることを予想すると、
とにかく今は、より多くの戦力がほしい。







真「よろしくお願いします、A先輩っ」

『うん、よろしく真！！』

泉「ちょっとゆうくんと仲良くなるなんて100年早いからぁ！！」



…瀬名がうるさい。

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