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プツと画面を切ったと同時。
18：03 既読
＞椎名さん。早く終わられたんでしょう？ごはん行きましょうよ。
―――――――――どうして……。
18：08 既読
＞急にどうされたのですか？
18：13
＞俺はニノと違うから暇なんですよ。
舌打ちが思わず漏れる。
彼に向けてももちろんあったけれど、私自身に向けた怒りの方が大きかった。
――――――――やられた……。
幸い周りに誰もいない。
そこだけが救いだも思うが、こんな場所だれがいつ来てもおかしくない。
醜く歪んでいるであろう顔を必死に笑顔に戻しながら素早く打ち込んだ。
18：14
＞どこにいたしましょう。
18：14
＞この後、事務所に帰られるでしょう？では、8時30分にここはどうですか？
添付された画像には赤い矢印が立っていて
何のお店なのかなんてどうでもよくて
――――――――――どうやり過ごそう。
18；15
＞ハイ、大丈夫です。
そればかりが気がかりだった。
「お疲れ様。」
代わりに爽やかに笑う長岡さんが目の前に立っていた。
報告をするのは、必ず事務所にある本当に小さな個室で。
あぁ、そういえば、長岡さんに会ったのはここだった。なんてぼんやり考えていた。
その時のことは、緊張してほとんど記憶に残っていないけれど
弁護士の一人が寿退社してしまったということで選ばれたのを知った。
【ちょっと特殊な初仕事なんけど、頑張ってね、椎名さん。】
そういわれて、なぜ弁護士で素人の私が彼らのマネージャーとしてそばに付かなければならないのかと聞くもはぐらかされ。
挙句、ばれないように二宮さんの恋人について見張れなんて。
理不尽だ！と思った。
センセイの紹介とはいえ、辞めてやりたいとなんども思った。
でも結局は右も左も知らないままマネージャーとしてこうした生活を送っている訳で。
当然疲労も溜まっていく。休日もたびたび呼び出しを食らうし。櫻井さんはなぜか私をからかって遊ばれているようにしか見えないし。さらに彼、はどうやら気が付いているようだし。
なんて、不満を言ったらきりがない。
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作者名：DJ×MJスタッフ一同
x他1人 | 作者ホームページ：.
作成日時：2014年8月30日 0時
