§テニスの王子様§〜貴方を愛して貴方に愛されて・・・初めて幸せを感じた・・・〜冬に咲く・・・奇跡の桜・・・

ゴメン・・・貴方side ページ6

次の日

貴「おはよーさん・・・」

眠い・・・そして寒い・・・

侑「大丈夫か〜？」

貴「うん・・・」

・・・・・・

学校

女「ねぇAちゃん！」

貴「何ですか？」

女「私ぃ！昨日お化け見たのぉ！怖かったよぉ・・・」

貴「・・・」

女「どうしよぉ！私今日寝れないかもぉ・・・」

貴「は？お化けが怖い？そんなの死ぬのに比べたらマシジャン・・・
死ぬほうがよっぽど怖いじゃんかっ！！」

女「え？」

貴「・・・！ゴメン・・・」

私は静かに教室を去る・・・

私だけでいいんだ・・・世界がずっと幸せだったら・・・

苦しみ哀しみ地獄に落ちていくのは私だけでいい・・・

世界の人々が幸せだったら・・・私は苦しくていい・・・

みんなに死ぬ恐ろしさを知ってほしくないんだ・・・

・・・私は知ってしまった・・・ここに来て・・・

人を愛す喜びと人に愛される喜びを・・・でも・・・

私はずっと前から知ってたんだ・・・ここに来る前から・・・

それが・・・【死ぬ恐ろしさ】だ・・・

・・・みんなは私を差別する・・・病気だから優しくしてくれる・・・

そんな差別・・・慣れてるんだ・・・でもホンとは・・・

そんな優しさに慣れたくなかった・・・1人でよかった・・・

なのに景吾さんたちは・・・私なんかに優しさをくれる・・・

だから・・・苦手なんだ・・・優しさなんてさ・・・

いらなかった・・・って思ってた・・・でも・・・

弱い私には・・・優しさ・・・が必要だったんだ・・・

そんなのきずかなかった・・・教えてくれたんだ・・・氷帝が・・・

これは運命なんだよね・・・？必然なんだよね・・・？

私が景吾さんたちと出逢ったのは運命なんだ・・・

だから・・・この病気がなかったら私は恋なんてしてなかった・・・

もしかして・・・ホンとはずっと私の見方をしてくれてたのかな・・・？

病気にかかったのも景吾さんたちと出逢えた事も・・・

全て神様のおかげだったんだ・・・私・・・きずいてなかった・・・

私は何も知らなかったんだね・・・知ってたのは逃げる事と恐ろしさだけ・・・

知ってたふりで結局何にもきずけてなかった・・・

神様を勝手に憎んでただけだった・・・ゴメンなさい・・・

ずっと見方でいてくれてありがとう・・・神様・・・

私は・・・勘違いしてた・・・見方だった神様のこと・・・

雪合戦の王子様（ぇ貴方side→←私の答えは・・・貴方side

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