§テニスの王子様§〜貴方を愛して貴方に愛されて・・・初めて幸せを感じた・・・〜冬に咲く・・・奇跡の桜・・・

まるで私のよう・・・貴方side ページ27

次の日

貴「ん・・・寒っ・・・」

カーテンを開けると・・・真っ白な世界だった・・・

貴「！！・・・雪っ・・・」

久しぶりだね。また会ったじゃないか＾＾

・・・・・・

外

貴「・・・」

雪は儚くて・・・小さくて・・・すぐ消えてしまって・・・

・・・桜とは出逢えない・・・出逢う事は許されない・・・

・・・どうして自分と重ね合わせてしまうんだろう・・・

まるで私のよう・・・私も桜と出逢えないんだから・・・

侑「何してるんや？風邪ひくで？」

貴「ううん・・・このままでいさせて・・・」

ちょっと嬉しいのかもしれない・・・同じ仲間がいることが・・・

貴「貴方は・・・1人？」

私は返事もしない動きもしない【雪】に語りかけた・・・

貴「・・・私は1人・・・貴方は大勢ね・・・」

違うトコだってある・・・それは【数】だ・・・

私は孤独の中で死んでいくけど雪は仲間がいるんだ・・・

1人の私なんかとは・・・全然違うんだ・・・

・・・・・・

学校

教室

貴「・・・」

私は降り積もる雪をずっと眺めていた・・・

女「Aちゃんって雪が好きなの？」

貴「はい・・・」

雪が好きと言うか雪には不思議な力がある気がするだけだけど・・・

女「私は桜がいいな・・・綺麗じゃない？」

そう・・・1番は桜・・・桜こそ私と同じなのかもしれない・・・

咲き始めは目立って・・・咲いた頃にはスターになった気分でしょうね・・・

・・・でも・・・冬が来たら・・・もう用はない・・・

ただ悲しく散っていくだけ・・・誰にも見られないまま・・・

・・・そして1年間・・・誰も自分のことを話さない・・・

・・・忘れられるってこと・・・＝私でしょ？

私もいつか忘れられて・・・きっと景吾さんにも・・・

長「大丈夫・・・」

若「1人じゃないです・・・」

貴「えっ・・・」

溢れ出している涙にきずかなかった・・・

長「俺達は最期までそばにいるって言いましたよね？」

若「俺達を信じてください・・・跡部さんはAを忘れません・・・」

貴「聞こえて・・・た？」

長「全部声に出してました」

若「まる聞こえですよ」

マヂかよーーーーーーーーーーー(かなりのキャラ崩壊ｗｗｗ)

ギュッ

貴「2人共大好きっ・・・ありがとう・・・」

長「///////」

若「///////」

私は1人じゃない・・・みんながついてる・・・

苦しみと感謝・・・精市様side→←自分らしさ・・・景吾様side

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