§テニスの王子様§〜貴方を愛して貴方に愛されて・・・初めて幸せを感じた・・・〜冬に咲く・・・奇跡の桜・・・

自分らしさ・・・景吾様side ページ26

忍足とAの会話が続く中、俺は2人をつけていた・・・

貴「・・・ゴメン」

侑「何で」

貴「立海大行くとか言うて・・・ホンマゴメン・・・」

侑「ええやん・・・別に・・・」

今だと言う瞬間に2人の前に飛び出した・・・

スッ

貴「！！」

走ってもないのに息切れしていた・・・

景「ハァ・・・ハァ・・・」

侑「何の用や？」

忍足が怒っているのはすぐに分かった・・・

景「・・・悪かった」

貴「えっ・・・」

俺にはこの言葉しか言えないんだ・・・守れなくて悪い・・・

景「・・・俺様が愛してるのはお前だけだ・・・」

嫌われるのは分かってるんだ・・・でもお前に嫌われるのは・・・嫌なんだ・・・

貴「・・・」

Aの目からは涙が溢れ出していた・・・

景「全部俺様が悪いんだ・・・」

貴「いいよ・・・」

Aはあっさり俺を許してくれた・・・

貴「私が愛してるのは景吾さんだから・・・信じてたよ・・・」

景「！！・・・悪かった」

自分らしさを失っていたのかもしれない・・・

いつもの俺なら・・・きっとあの時・・・

貴「・・・これからはずっとそばにいて・・・お願い・・・」

少し声が震えてた・・・俺が守らないといけねぇんだ・・・

景「あぁ・・・約束する・・・」

侑「(何やこの空気・・・)」

貴「・・・とりあえず暗いからもう帰ろ？」

景「あぁ・・・じゃあな」

貴「おやすみなさい・・・」

振り返ったら儚いAを抱きしめそうで振り返れなかった・・・

跡部邸

やっぱり避けてた理由は話したほうがいいよな・・・

俺は理由を書いてすぐAに送信した・・・

_____________________
本当に悪かったな。

俺が避けてたのはテニス部2人組みに
Aを人質に取られていて
近づいたら・・・とか言われて
脅されてたんだ・・・

本当に愛してるなら
ずっとそばにいるべきだよな・・・
悪かった

誰よりも愛してる―――……

景吾
______________________

このメールは自分らしくないかもしれない・・・

でも自分らしくなくてもいいから・・・お前のそばにいたい・・・

俺が願う事はただそれだけなんだ・・・たった1つの事なんだ・・・

・・・でも決まってしまった【運命】には逆らえない・・・

Aが消えない事は・・・許されないってことなのか・・・？

俺なんかを愛してくれてありがとう・・・

まるで私のよう・・・貴方side→←声・・・貴方side

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