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降「そんな事を言ってる場合じゃ
「いいじゃん......こんな時くらい......」
降「話なら後で聞くからまずは起きて下まで降り、.......?」
「今、聞いてくれる......?」
そうウェアの裾を横たわったまま掴んで来た少女の様子は、明らかに異様
仕方なく膝をついてその場に座り込み、ライトは隣に
「ありがとう.......」
そして腕を辛そうにこちらに伸ばした意図を汲み取って、
引き起こしてあげて膝に横向きに座らせれば、肩元に寄りかかって来た体重
......随分顔色が悪いな
「あのね......まずは大事な事、話しちゃうね......データは......無いよ......」
降「え......?無い?そんな、保存してただろ?」
「保存したけどすぐ消したの.......ちゃんと綺麗に消したから安心して.....ごめんね騙して.......でもどこかにデータがあるって思わせないと.......すぐ逮捕されちゃうと思って.......これだけは信じて、おねが、うっゴホッゴホッ!カハッ!!」
降「.......!?おい!!」
まだ咳が治らないのかと思っていたら、口元を覆っていた彼女の左手が真っ赤な艶に濡れて
降「お前血が
「大丈夫.......心配しないで........はぁ」
降「心配するなってどうしたんだ!?何があっ
「あのさ.......チュウしてくれる........?」
降「な、何言って
「ディープなやつがいいな......ね?.......お願い.......」
降「っ.......」
あまりに異常な様子に心臓の鼓動が速くなる
分からな過ぎてもはや何も考えられない
一体何が起きているのか
僕は、
少女は、
一体何をしているのか
全く何も分からない中、これ以上無い程人生で最も拙く下手なディープキス
心臓が跳ねる
呼吸が乱れる
唇が震える
「本当だ.......口臭の味........でも臭くなかったよ」
そう口元は笑ったのに目元からは涙を流した少女
「今日ね......すごい眠いの.......もしまた次起きれたら.......その時はエッ◯してくれる.......?」
降「ふざけている場合じゃ
「約束だよ.......ありがとう、楽しかった.......」
降「.......待て、待ってく
「じゃあ......おやすみ.......」
降「待ってくれ!A!!」
「やっと、なま......え........」
降「.......A?.......A!?おい!!」
そんな時に突然響いたメッセージ受信音
反応してくれない身体を抱えながら震える手で取り出したスマホで内容を見てみると
"やっほ!Aだよ!
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belle(プロフ) - はじめまして!∂さんの書く作品全部大好きでいつも読ませていただいてます!物語作り文章にするのはとても大変だとは思いますが∂さんの作品なので作者さまの感性で自由に書いていただけた方が読者の私は嬉しいです!これからも応援しています! (2023年4月18日 21時) (レス) @page50 id: a2ba23688b (このIDを非表示/違反報告)
∂(プロフ) - toratora10さん» (ご指摘のつもりじゃなかったらごめんなさい)捜査会議盗聴したり違法行為爆盛りで有名な彼なのでご容赦を🙏出来る限りリアルに書くようにしてますが至らない部分も多いので、ファンタジーの一つとしてこれからもお楽しみ頂けると幸いです🙇♀️ (2023年1月16日 16時) (レス) id: 49eaddb046 (このIDを非表示/違反報告)
toratora10(プロフ) - コナン君、臓器提供関係の内部の秘密を漏らしたり、盗聴したら、アウト、ドナー者同士の極秘もあるからね。 (2023年1月16日 15時) (レス) @page7 id: d5d529a22f (このIDを非表示/違反報告)
yo(プロフ) - 泣いてしまったァァ。お話とっても好きです。応援してます! (2023年1月16日 2時) (レス) @page4 id: aa1640b2da (このIDを非表示/違反報告)
笹で巻く餅(プロフ) - ∂さんの書く降谷さんとシリアス大好きです😭更新頑張ってください (2023年1月16日 1時) (レス) @page4 id: 3ab7b84c9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:∂ | 作成日時:2023年1月15日 21時