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出入り口ゲートを通っていないと言う事は、この広い雪山のどこかにまだいるという事
降「Aー！！返事しろー！！」
ただ不可解なのは、本当にこれで逃げるつもりなのか
こんな極寒の地で逃亡してもそれこそ飢え死ぬか凍え死ぬかだろ
だったらまだ昨夜逃げていた方が賢明だ
何度も言うがあいつはそこまで馬鹿じゃないはず
降「Aー！！」
逃げるつもりじゃないのなら？
なんだ
何か事件にでも巻き込まれたという事か？
......そう言えば、あの血痕のようなもの.......
降「はぁ.......はぁ........Aー！！」
もういよいよ客もいない
いつの間にかライトが無ければ周りもよく見えない状態に
時間との戦いの為コース上の捜索はとうに捨てた
そんな分かりやすい場所なら"見つからない"なんて事態にはなっていないはずだからだ
だからリフトで最上部まで運んで貰った後、一か八か左側のコース外へ
左側にした理由？
一緒に滑っていた際僕の左側にいる事が多かったからだ
逃げるにしろ何か事件に巻き込まれたにしろ、わざわざ遠い方の右側には行かないだろうという推理
降「Aー！！聞こえたら返事しろー！！」
とは言え慣れないスキーで右側へ大きく曲がりそのままコース外へ突っ込んでいったという可能性もある
だがそんな事を言っていたら埒があかない
今は目の前の雪林、足跡でもスキー板でもウェアでも何か手掛かりが無いかライトで照らしながら慎重に集中して
降「はぁ.......Aー！！どこに.......っ！」
本当に運が良かったと思う
もし右側を選んでいたら
もしさっきもっと奥へ進もうとしていなかったら
こんなに大事な手掛かりはきっと見つかっていなかった
ライトで照らした先、
歯で噛んで外した手袋、
素手になり確かめたのは少女がレンタルしていたのと同じスキー板2枚と、靴と、
それからまた雪の上に血痕
......少し粘膜っぽいか......？
改めて周りをよく見ると、奥へ続いている足跡のような物も
降「Aー！！」
そこからはそう長くかからなかった
足跡を追いかけるように少し急いで進めた歩み
そして5分くらいだっただろうか
降「っ！？おい！！」
「..........」
降「どうした！？何でこんな所に
「しー.......見て........星が綺麗だよ........」
ぐったり仰向けに倒れていた少女を見つける事が出来たのは
だがこれからの方がもっと短かった
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belle(プロフ) - はじめまして！∂さんの書く作品全部大好きでいつも読ませていただいてます！物語作り文章にするのはとても大変だとは思いますが∂さんの作品なので作者さまの感性で自由に書いていただけた方が読者の私は嬉しいです！これからも応援しています！ (2023年4月18日 21時) (
レス) @page50 id: a2ba23688b (このIDを非表示/違反報告)
∂(プロフ) - toratora10さん» (ご指摘のつもりじゃなかったらごめんなさい)捜査会議盗聴したり違法行為爆盛りで有名な彼なのでご容赦を🙏出来る限りリアルに書くようにしてますが至らない部分も多いので、ファンタジーの一つとしてこれからもお楽しみ頂けると幸いです🙇♀️ (2023年1月16日 16時) (レス) id: 49eaddb046 (このIDを非表示/違反報告)
toratora10(プロフ) - コナン君、臓器提供関係の内部の秘密を漏らしたり、盗聴したら、アウト、ドナー者同士の極秘もあるからね。 (2023年1月16日 15時) (レス) @page7 id: d5d529a22f (このIDを非表示/違反報告)
yo(プロフ) - 泣いてしまったァァ。お話とっても好きです。応援してます！ (2023年1月16日 2時) (レス) @page4 id: aa1640b2da (このIDを非表示/違反報告)
笹で巻く餅(プロフ) - ∂さんの書く降谷さんとシリアス大好きです😭更新頑張ってください (2023年1月16日 1時) (レス) @page4 id: 3ab7b84c9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∂ | 作成日時：2023年1月15日 21時
