33 (予告的な) ページ33
そしてその後
予定通りの火事騒ぎと、予定に無かった爆破があった後
列車が急遽停車する事になった駅に到着する前に急いで戻った客室
大丈夫だ
万が一逃げられていても同じ列車の上
ドアが開くまではどこにも逃げられない
とすら考えていたら、
「お?おかえり!」
降「.......ああ」
ちゃんと居た
さすがにベルモットの手前で手錠をかけるわけには行かなかった為、この騒ぎに促されてどこかへ行ってしまうんじゃないかとヒヤヒヤしたが
むしろ不自然なくらいに
「クリリンは?一緒じゃないの?」
降「.......それより、怖くなかったのか?火事のアナウンスは聞いただろ?」
いつも通り
「ううん、本当に火事だったらおじさん急いで戻って来るはずだもん。私を守ってくれるって約束したでしょ?でどうだったの!色々上手く行った!?」
降「.......とにかく早く出ろ。この列車から降りたらすぐ東京に戻る」
「え!せっかくここまで来たのにもう帰っちゃうの!?ちょっとくらい遊んでからでも
降「つべこべ言うな、早くしろ」
「んもー、はいはい」
そしてまた分からなくなる
本当に逃げもしない
わがままは言うもののNOCリストをかけた要求もして来ない
純粋にただ、18の誕生日まで組織から守ってくれながら生活を保障してほしい
と言うような状態
金でもない
罪の減刑でもない
誰か服役者の解放でもない
なら一体なんなんだ?
こいつの目的は
もしかしてハッキングで忍び込まれた際何かウイルスを仕込まれていて、それが役割を果たし終わるのがその時期だとか........
なんて今思えば僕の方が馬鹿な事を考えていた隙に
彼女は
.......Aは、
逮捕出来なくなってしまった
約半年後の未来
約束していたはずの18歳誕生日
僕は、
母「うぅっ.......A........」
父「.......刑事さん、娘が大きな罪を犯した事は本当に申し訳なく思っています。ただ、もう少しだけ、お引き取り願えますか」
降「.......あの、せめてこれを、っ、
父「聞きましたよ、夜中に毎日娘に会いに来てくださっている事。ですが今一度お願いします。もうここには来ないで下さい。準備出来次第私達がそちらへ伺いますから。どこへも、逃げませんから」
止まらない後悔にどうしようもなくなっている
そんな僕はベルツリー急行のあの日
新幹線で東京へ戻った後少しは静かになってくれるかもと思い30分だけ水族館へ連れて行ってやった
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ゆら - 続き楽しみにしてます!応援してます! (2023年1月1日 15時) (レス) @page28 id: 681b8d2ef0 (このIDを非表示/違反報告)
泉 - 夢主が嫌いになれない性格 面白い! (2022年12月26日 17時) (レス) @page17 id: 5bd30ec6cb (このIDを非表示/違反報告)
早桃 - めっちゃ好きっ…え、流石に面白すぎますって。大好きです。無理せずに更新頑張って下さいね!応援してますぅぅぅ!! (2022年12月26日 12時) (レス) @page17 id: f9af42ef58 (このIDを非表示/違反報告)
彩豊(プロフ) - こんにちは!主人公と安室さんがこれからどんな生活を送るのか続きが気になります_:(´ཀ`」 ∠):更新頑張って下さい✨応援してますッ! (2022年12月9日 21時) (レス) @page6 id: b6cd6b0cba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:∂ | 作成日時:2022年12月9日 20時