私、マネージャーなんですけど? (ページ6)

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#お仕事ですページ6

浦島坂田船のマネージャーになって3年目。
なかなか時間通りに集まらない彼らのおかげで、私の運転技術は大分向上した気がする。
ナビなしで裏道行けるし。
タクシー運転手にでも転職しようかな...。
などと現実逃避していると、目的地に到着した。

「着きましたよ！早く降りてください」
「そんな急かすなよ」
「うらたさん、本当もうギリなんです。ギリのギリ！怒られるの私なんですからね！」

ハイハイ降りた降りた！
と後部座席のドアを開け下車を促す。

「あれ？今日ってなんやったけ？」
「雑誌の取材です。昨日言いましたよね、センラさん」
「そうやった？」

「志麻さんスマホ忘れてます！」
「お、ありがとな」
「...前みたく家に忘れて取りに帰るよりマシです」
「...ほんますんません」

「坂田さん食べ終わりました？」
「おう！全部食べた！」
「...パンかす、すごいんですけど」
「...あ」

今日ってまだ始まったばっかりだよね...？
すでに疲労感がやばいんですけど。

もう帰っていいですか？