#起きて下さい ページ3
「ちょっと坂田さん!皆さんもう起きてますよ!」
「ん?んぅ〜.....無理やって...起きられへん...」
「わがまま言ってないで起きて!お仕事に遅れます!」
ベシベシ叩いても全く目を開けようとしない坂田さん。
毎度の事とはいえ、これがいちばんの重労働な気がする。
「...仕方ない、ほら!行きます、よ!」
腕を引っ張って無理やり立たせる。
力の抜けた坂田さんの体が私にもたれかかっできているが、なんとか踏ん張ってドアへ向かう。
「...いややぁー、動きたくなーい」
「いい大人が何言ってるんすか!ちゃんと立って!シャキッとする!」
「んー、Aなんかええ匂いするなぁ」
「わぁー!ちょっと匂い嗅ぐな!」
私の首筋に顔を埋めて匂いを嗅ぎ始めた坂田さん。
体重をかけられているため逃げられない。
「誰かー!助けてくださーい!!」
こうなったら緊急SOSだ。
「.....さかたん、何してんの」
私の要請に答えてくれたのはセンラさんでした。
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ひつじ - 凛さん!小説面白かったです!更新がんばってください笑 (2020年6月17日 18時) (レス) id: 9fe4ec8d9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:凛 | 作成日時:2019年6月12日 17時