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突然のことに真っ白になっていた頭が、どんどん元に戻ってきて
それに比例するように唇がじんわり伝わる熱が顔全体に広がっていく。
離れたいのに、腰と頭に手をまわされているから思うようにいかなくて私はずっと御幸にされるがまま。
『んっ…ふ…っ、やだっ』
「無防備なお前が悪い」
御幸は底意地の悪そうな笑顔を浮かべると、今度は私の首筋に顔を埋めてきた。
『ひゃっ…！ちょ、っと…！！』
「…なんて声だしてんだよ」
ほんとに、自分でもびっくり。
すると急にちくっとした感覚が首筋にはしり、思わず御幸の胸をどんと押す。
少しだけ力が弱まって、その隙に御幸の腕から逃げ出す。
『なんでこんなことするの…っ』
少しはだけた服を直しながら御幸を睨む。
御幸は少しの間私を見つめた後、ぷいっと顔を背けていう。
「雪ちゃんが好きだから」
『は…！？』
「俺のこと全く眼中にねーから」
びっくりして言葉に詰まっている私をよそに御幸は手早く机のものを片付けてさっさと扉の方まで歩いていく。
「言っとっけど、冗談じゃねぇよ。本気だから」
「じゃ、また明日」とそっけなく呟いて御幸は職員室を出て行く。
私はというと、ただただ呆然とその場に立ち尽くしていた。
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きし(プロフ) - ゆきふくさん» コメントありがとうございます！これから完結に向かっていきますので、楽しみにしていただけると嬉しいです！！ (2020年11月8日 17時) (
レス) id: 8439352eb0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきふく - 以前から読ませていただいていました！夢主さんがどうなるのか、これから楽しみです！そして御幸がカッコいいです！笑 (2020年8月17日 21時) (レス) id: c4659953c6 (このIDを非表示/違反報告)
きし(プロフ) - あおいさん» コメントありがとうございます！亀更新ですが引き続き楽しみにしていただけると嬉しいです…！！ (2018年1月24日 23時) (レス) id: 94c737648e (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 次の展開が気になりますね！2人の関係がどうなるのか楽しみにしています☆ (2018年1月24日 23時) (レス) id: 590107ddb0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きし | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=ddc3c3fa1c794ae02c8618bfa4b71699...
作成日時：2017年10月23日 23時
