うたプリ 先輩4人と後輩と私。

第十五話 なに、 ページ21

「…お邪魔しまーす。」


おはようございます、お馴染みクオンです。

ただいまレン君と真斗君がいる部屋にいます。
2人を叩き起こそうというのが私の考えなわけで。


「おはよーございまぁーす…。」

足音をさせないように、ゆっくり、ゆっくりと近づいて…。


「…まだ寝てるね。」

規則正しい寝息がベッドから聞こえる。

「なにか起こすものは…。」


机のまわりやらいろいろと探してみる。


「んー…、あんま無いもんだな…。」

レ「何を探しているのかな？レディは。」

「なにって、2人を叩き起こすアイテムを…。…ん？レディ？」


ふと後ろを向けば、


すぐ近くに神宮寺レンの顔が。


「ギャーーッッ!!!!」

あまりの近さに、手に持っていたノートで横殴り。


レ「そんなに驚くことないとうぐっ!!」


神宮寺レン、96のダメージ。


「あああ!!ごめんなさい！ほんとごめんなさい！」

レ「いや、大丈夫だよ。」
真「自業自得だな、神宮寺。」


あら、真斗君も起きてたんだ。


「起きてるなら寝たふりしなくても…。」

レ「そのほうが面白いと思ってね。案の定、君の意外な顔が見れたよ。」

真「神宮寺、貴様失礼だぞ。…すみません、無礼な真似をしてしまい。」

「あっ、いやその、これはレン君が悪いから！」

レ「あ、やっぱり俺？」
真「当たり前だ。」


この2人、坊っちゃん同士だから、仲悪いのか。


「そういえば、蘭に2人の事１日任されたんだけど。」

真「そのことは、概に黒崎さんから知らされております。」


「なら話が早いね。今日は仕事が終わったらレッスンするから。徹底的に。」

レ「休む間も与えないとは、この事だね。」


「はいそこ、文句言わない。じゃ、仕事終わったら連絡して。それじゃ。」

真「もう、行かれるのですか？」

玄関で靴を履きながら答える。


「だって、私君達の先輩だから。いろいろとやることがあるの。じゃ、また後で。」

レ「またね、クオンちゃん。」

真「わざわざありがとうございました。」


…さあて、レッスンまで何をしようか。

第十六話 嶺二とはこんな関係→←重大なお知らせ

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