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5話 ページ7

貴方side

〈お主、ちょっといいか〉

いいよ神様。

そう蜃に言われ、意識を向ける。

蜃がかしこまってお願いしてくる時、俺はそれを無下にしない。

そして、蜃の生得領域に引き込まれる。

今頃俺の体は床とこんにちはしてるはず。泣

ここは、真っ白でほとんど何も無い。

『どうしたの蜃』

呼び出されたかと思えば、いつもの威勢のいいクソ態度はない。

真っ裸なのに変わりはないが、椅子の上に丸まっている。

白蜃燈「……お主、ここらで1つ契約内容を変えるというのはどうだろうか。」

『と言うと?
俺、あんま今の契約内容知らないからその方がありがたいんだけどね。
俺とだけね。次世代では戻せよ。』

俺がそう言うと、蜃はあからさまに元気になる。

白蜃燈「それならば話は早い。

俺から提示するのは、俺も外に出たい。」

『あーなるほど。いいよ。

でも、条件が2つある。

1回外に出れるのは、10分間。

いつ何時でも人は殺しちゃダメ。

あくまでも神様であることを自覚してくれ。』

白蜃燈「よいよい。」

『ってか、全裸で出てきたら怒るからな!』

白蜃燈「戯けが。流石に承知しておる。」

『というか、フル〇ンで歩き回るなよ。』

白蜃燈「お主が着ておるものこそ、動きにくくてかなわんだろ?」

『で、どやって外に出るわけ?俺体は貸さないよ。』

白蜃燈「何か近くにあるものにでも移るからよい。基本的に外との会話や意志伝達くらいしかせん。」

『ならいいけどさ。』

白蜃燈「ま、元来の契約によって、お主のことは否応がなしに護らねばならんのだがな。」

『へぇ〜ニヤ

じゃぁ、俺から提示してもいいか?』

白蜃燈「まぁよかろう。しかし、全てに応えてくれると思うなよ。」

『1つね。俺に力を貸して。』

白蜃燈「ハッ笑わせてくれるわ。もう随分と使えるようにはしてやってるはずだが?

貴様が上手に使えないだけであろう。

そんな些細なこと、元来から契られておる。」


『え?まじ?知らねーし、はよ言えや!

はっず!今のはっずー…』






五条side


呪骸が打ち付けられた。

まだ呪力の使い方も知らないのに、何故。

あまりに驚いたから、ずっと考えてて、気がついたら

学長との面談は終わってたよね。


さ、案内しよ〜って思ってたら、


______バタッ


え?


五条「ダイジョブ?」

学長を見るけど

学長も驚いてて、知らない知らないと手を振られる。


とりあえず部屋に運んでおこうか。

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作者名:柊全子 x他1人 | 作成日時:2020年11月16日 2時

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