私が守るから Part2【NARUTO】

46 ページ4

『……あ、無意識にここに来ちまった』

眠りに入ったと思えば周りは真っ白

空間の狭間か…

ミナ「Aー！！」

『！！』

お父さんが飛びついてきたタイミングを読み取って避ける

ミナ「おっとっと、ん、腕を上げたね」

『まあね』

ミナ「…丁度いいかな、Aに教えたい術があったんだ」

『？？』

お父さんは掌を出し、チャクラを操り始めた

『！、これは…』

本にあった…

ミナ「"螺旋丸"。恐らく家の本で見ただろうけど、これは俺が作った技でね、Aにも習得してもらいたいんだ」

『ふむ……』

ミナ「俺はこれを完成させるのに3年かかった。A、君はどれくらいの時間で完成させるかな？」

『……(ﾆﾔｯ)1週間』

ミナ「！！、正気かい？」

『実はね、私、水風船とゴムボールはクリアしてるの』

ミナ「えっ」

『なんか名前が格好よかったし、お父さんの必殺技みたいだったから、やり方を見て修行してたの、水風船をクリアするのに1週間、ゴムボールに6日、だから完全体も1週間で』

ミナ「…ふっ、Aには叶わないな」

クシ「当たり前じゃない、私たちの子だもの」

『お母さん』

クシ「A、貴方ならきっとできるわ。お母さんたち、ここで応援してるから」

『！、うんっ！』

ミナ「と、そろそろ行った方がいいんじゃないかい？」

『そうだね。お父さん、お母さん、またね！』

2人に手を振り、私は目を覚ました


ネジside

ネジ「……」

起こしてくれと言ってから数秒で寝たA

よく見ればうっすらと隈ができている

もしかして、寝てないのか…？

Aのことだから、修行だろうな

解き終わった解答用紙の上からAの頭まで手を動かし、その綺麗な髪を撫でる

『…ん……』

ネジ「！！」

するとぐったりしていた顔が微笑んだ

ネジ「はー……」

その顔にキュンとしてしまった俺はどうかしている

47→←45

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す