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放り投げられた 4 ページ5

中也side

中「ったく、手間かけさせやがって」

その日、俺は首領の命令で裏切り者を始末しに行った

異能力ででけぇ岩を動かしてそいつを潰した

死んだことを確認しようと前に出ると、そこには餓鬼がいた

なんでこんな路地裏に……

『ああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!??!!!』

中「うぉっ」

するとその餓鬼は死体を見ると叫んだ

子供の命奪う訳にはいかねぇし…とりあえずどうにかしよう

中「おい餓鬼、てめぇどっから湧いて出やがった」

『ぁう、ぅ、あ……』

俺が問いかけるとそいつは口をぱくぱく動かすも声が出ていなかった

中「!、あぁ、そうか、こんな死体見たあとじゃ声なんてでねぇよな。おい」

岩を退かして部下に死体を処分させた

これで大丈夫だろ

中「…お前、どっから来たんだ?」

『…わ、からない…』

中「…名前と年齢は」

『…雪村…A…。小6…』

中「どうやってここにきた」

『…気付いたら…いた』

そいつはビクビクしながらも俺の問いに答えた

…捨てられた、のか、自分の親に

中「…着いてこい」

『え…』

中「俺ァ手は毎度の如く汚してるが、餓鬼を見捨てるほど腐っちゃいねえんだよ」

『で、も…足がすくんで…立てない…』

中「あー…。……ん」

『わっ』

俺は動けないそいつを抱えた

『降ろして…!叩かれちゃう…!』

叩かれる…?

こいつの言ってる意味が一瞬わかんなかったが、考えればよくある話だ

恐らくこいつの親は面倒事が嫌いで、他人に迷惑をかけたくなかったんだろう

でもこいつはまだ子供だ、んなこたァ知る由もねぇ

つまり、こいつが他人に迷惑をかける度に叩かれてたっつーことだろ

中「あァ…?……安心しろ、俺がそばにいる限りんなこたァぜってぇねえよ」

俺は弱ぇ奴を虐めるやつが大っ嫌ぇだ

こいつは俺が守る

何故かそんなことを考えるまでになっていた

さっき会ったばかりなんだがな…

『…途中で捨てないでね…』

中「!……俺ァんな中途半端なことはしねぇよ」

絶対にな

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ロア - 今の私とまるっきり同じなんだけど (2022年9月21日 17時) (レス) id: f71c6b27b8 (このIDを非表示/違反報告)
ロア - e…設定のやつ私ジャングル田中 (2022年9月21日 17時) (レス) @page1 id: f71c6b27b8 (このIDを非表示/違反報告)
酸素無駄遣い装置 - 私も放火事件のニュース、見ました。最近は、理不尽極まりない、事件、事故が多くて、ニュースを見れば毎日そう云う事件の事を目にします。これを機に一人一人が何か行動を起こすべきなのかもしれませんね。 (2019年7月23日 18時) (レス) id: 8cc010c4ca (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(もみじ) - 院長先生好き。なんか・・・声がいい!(まぁ一番はちゅややけんな!) (2019年7月3日 21時) (レス) id: a1dab6af9d (このIDを非表示/違反報告)
玲奈(プロフ) - 更新待ってます!頑張ってください! (2019年6月9日 16時) (レス) id: b826bbf687 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:繭花 | 作成日時:2019年5月14日 5時

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