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「じゃあ、それにするです。」



ちょっとだけ頬を引き締めてもう一度私の方を見る

その時に揺れる髪がやわらかそうで、少しだけ羨ましく思った






私もあんな綺麗な髪になりたいわ。



『イチゴミルクドーナツとキャラメルラテですね。かしこまりました。少々お待ちください。』


軽く一礼をするとまた店長と美穂ちゃんに注文を伝えた。

美穂ちゃんは休憩中だったのか、椅子に座って何かのジュースのストローに口を付けていたけど急いで立ち上がった


私を見るとラテを淹れながら遠くで手をヒラヒラと振る

私も少し笑って手を軽く振った


店長を見るとドーナツを盛り付けているところだった



少し時間が出来たから私も休憩をした

さっきまで座っていた椅子に座る。

ちょうど窓から日が入ってきて眩しかった
目を少し細めて椅子を移動する


ふとさっきのあの人を見ると、あの人から隣の窓の外を見ていた




…何か考え事でもしているのだろうか

遠くを見ている彼は大人びてて、さっきの表情からは想像もできない雰囲気だった



赤い縫い目…

あれ何だろう。何だかオシャレなような、痛そうなような



よく分からないが白い肌の彼には赤がよく映えた


「Aちゃんっ」


小声で名前を呼ばれて、声がした方の厨房の方を見る


見ると店長が手招きをしていた

どうやら完成したらしい


椅子から立ち上がると小走りで注文の品の皿を持つ






私はそれを、もちろん彼の元へ届けに向かった

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yui(プロフ) - 文も読みやすくて面白いです。続きをぜひ待ってます! (2018年11月26日 1時) (レス) id: 2a71d88e3d (このIDを非表示/違反報告)
リヴ華 - えっ!ありがとうございます!!この作品を更新しようか停止しようか悩んでいたんですが、応援してくれる人がいるなら頑張ってみたいと思います (2018年10月26日 18時) (レス) id: 49646591f3 (このIDを非表示/違反報告)
細胞 - この作品好きです!更新頑張ってください! (2018年10月10日 21時) (レス) id: e784bcfcdd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リヴ華 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年3月11日 0時

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