推理力 ページ21
「…ということが」
「まぁ…流石になぁ」
『そろそろ潮時かしらねぇ』
「…残念ですが」
『さっさと準備しないとね』
「なんだかこうなることを分かってたかのように冷静だな」
『え?だって…
勘があるもの』
************
「夢梨ちゃん!」
私は夢梨ちゃんを見つけると焦って追いかける。
『…何?』
「夢梨ちゃん…いや…」
何の根拠もない
沢山否定されてきた
でも私には分かる
確認する必要なんてなかったじゃない
「お母さん」
『…何回言えば分かるの、違うって…』
「一緒に暮らしてたのに隠し通せると思ったの?」
『そりゃあ子供は居たけどアンタの親じゃ…』
「なんで嘘つくの?…前も…死んじゃうときも…っ」
お母さんは私を睨む。
私はお母さんの服の袖を握って逃がさないようにする。
「…お母さん…っ」
『ごめんなさい…ここまで言われるとね』
「…!本当に!」
『…うーん、内緒』
「き…期待した私が馬鹿だった」
『ふふ、Aは推理力かなりあるのね』
「へへ〜」
私はついにやけてしまう。
お母さんは優しく私の頭を撫でてくれた。
『…まぁ私も仕事があるから、じゃあね』
「うん!またね!」
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした!
おまけ セリフ集
華扇「駄目な人間になってはいけませんよ?!」
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