犬系女子と飼い主系男子２【梵天】

酔っ払い ページ2

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バン！！！




夜中に大きな音が響いて、
何事かと跳ね起きたら
どうやら幹部たちが揃って帰宅したみたい。




でも、いつもと違って今日はやけに賑やかだ。
主に三途が喚いてる声がする。





眠い目をこすりながら玄関まで行ってみると、
そこには完全な酔っ払い共がいた。






三途「あ、A〜〜〜。

今日一緒に寝ようぜェ(ドカッ)
あ？やんのか灰谷」


蘭「後ろつかえてんだよさっさと入れ♡

そんでAと寝んのは俺だ」


竜胆「兄ちゃん、重いって……
俺にもたれかかりすぎ」






竜胆に肩を回してにこにこで体重を預ける蘭ちゃんと、そんな蘭ちゃんに思いきりタイキックされよろける三途。




そんな酔っ払いを横目に呆れながら、
私の元に歩いてきたのはココくんだ。






ココ「起こして悪ィな、A」


『ううん……みんなすんごい酔っ払ってるね。

連れて帰るの大変だったでしょ』


ココ「あぁ、面倒くせーから
捨てて帰ろうかと思った」


三途「九井ィ！てめ飲み直すっつったろ！」


ココ「しつけーんだよ喰らわすぞボケ！！


Aごめんな、手伝ってくれるか？
このアホ共手に負えねんだよ」






ボロクソに暴言を吐いた後、
私に向き直り優しくお願いしてくれる。




ココくんの頼みとあらば仕方ない。


正直酔っ払いは苦手だけど……。







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