犬系女子と飼い主系男子【梵天】

サカリ　　with三途春千夜　＊ ページ24

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犬と同じで、数ヶ月に一度訪れる、盛りの時期。



勝手に身体の奥が熱くなって、疼いて、
泣きそうなくらいイライラしてしまう。



大人の男に囲まれて暮らすAにとっては、
辛い時期だった。



なるべく避けるようにしていたのに、
放っておいてくれない男がひとり。






『……ちょ、なんで追いかけてくるの？』


三途「テメェが逃げるからだろうが」






廊下ですれ違いざま三途に捕まった。


壁際に追い込まれ、逃げ場をなくす。



やややばい。完全に怒らせてる。






三途「昨日から馬鹿犬に避けられてんだが、
俺が悪ィのか？あん？」


『……さ、さ、避けてないよ』






ごまかして逃げようとしたら、
片足が壁に飛んで来た。


ひい、壁の破片散ってる。






三途「言いたいことあんならはっきり言ってみろや。

怒んねーからよぉ」


『もう怒ってるじゃん……』






逃げ切れるわけがない。


これ以上酷いことされないうちに、
白状するしかない。



恥ずかしさと情けなさで泣きそうになりながら、
か細い声で言った。






『………いま、ムラムラしてるの。

男の人に近づきたくない……』






三途はぽかんとして、
私を押し付けていた壁から手を離した。






三途「……マジか。ほんと犬だな」


『……きらい！！家出してやる』


三途「させるかボケ」






そう言うと、いきなり私の股の間に足を割り入れ、
一番敏感になっている場所を膝で擦り上げてきた。



思わず声をあげてしまい、慌てて口を塞ぐ。







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