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1章 1,おかしな点 ページ2

メモ1

彼等は僕達の所へ必ずやって来るだろう|









ギギギギギ バタン







「うっわ!!きったな!!汚れるっすよ〜!」


中に入って最初に見たものは蜘蛛の巣や埃、ガラクタだらけの玄関だった。



「涼太、少し黙ってくれないか?」




「黄瀬君うるさいです」




「黄瀬、うるさいのだよ」




「黄瀬ぇ、てめぇ、イケメンだからって調子乗ってんじゃねーぞ殺す」




「黄瀬ちんお菓子買ってきてくれなかったからひねり潰す」





「酷っ!!ていうか、青峰っちと紫っちに関しては理不尽っす!!」




「うるせぇ、殴る」




「なんでぇ?!!」




「涼太、静かにしろと言っているだろ例えお前であっても言う事を聞かないのなら容赦しないぞ。それと大輝、涼太にちょっかいを出すな」




「赤司っち酷くないっすか?!仕掛けて来たのあっち!!俺悪くない!!」




「涼太…黙れないのなら…」<●><○>エンペラーアイ!!






「すみませんでしたぁぁぁ!!」




「…さて、入ってきたはいいがこれからどうするつもりだ」




「そこはだぁーって詮索してパァーって帰ればいいだろ」



「…お前は説明する気があるのか?」




「あるけど?」


どうやら青峰は天然なところがあるようだ。




「……」



「……あ!赤司っち!!俺、こういう系のゲームやった事あるんすよ!!こういう系って詮索したら出られなくなってそのまま化物に食われてゲームオーバーか仲間が食われてゲームオーバーになるんすよ!!」





「黄瀬君は馬鹿なんですか?ゲームとリアルを一緒にしてどうするですか」



「酷いっす!!」




「…確かに涼太の言う事は一理あるな」




「正気か…?赤司」


赤司のそんな言動が予想外だったようで皆は吃驚したようだ。



「あぁ、それにここに来るまでおかしな点がいくつかあるんだ」




「おかしな点…?」




「まず、ここ、大輝が迷ったこと…いや廃墟に来たことだ」




「いや、それはただ単に青峰っちが迷っただけじゃないっすか?」




「いや…違うんだ…」

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作者名:Maki | 作成日時:2016年4月29日 11時

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