その瞳に映るのは 2【ハイキュー】 (ページ35)

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「よーし今日はここまで」

監督の号令がかかると片づけを始める
リエーフは散らばったボールを離れたところからボールカゴにアンダーサーブごとく打つが思ったように上手く飛ばずに、うーん…と悩んでいる様子だった

『リーエーフ君っ！何やらお困りの様子のようだね』

「お困りというか、思った方向に飛んでいかないんです」

ボールを3つ腕いっぱいに抱えて寄ってきたAはリエーフを覗き込むが、珍しく眉を八の字にしていた。

『うーん、私も特訓会でそれすごく悩んだ。サーブの時もだし、レシーブも思った方向に飛んでかないよねー…』

バレー自体はできないAもアドバイスのしようがなく、隣で腕を組み2人でうーん…と悩んでいると犬岡がリエーフの進歩を褒める

「まあ、焦んなくてもエースになるのは時間の問題だけどな」

いつも通り切り替えが早く、エースになると意気揚々とし始めると、山本が絡んできて、めんどくさいからさっさとAは逃げ出した

そして帰り際之ミーティングでは、再来週の土曜日に近所の国平高校を招いてレンジ試合を行うと、監督から知らされた
しかし、梟谷学園グループ野合宿も間近に控えている部員たちは、不思議そうにしていた

「リエーフ、お前その試合でてみろ」

「「ええーーっ！」」

『リエーフ初参戦だ』

「マジですか！任せてください！」

初めて試合に出れる喜びから満面の笑みで自信満々にいうリエーフ。そしてその間の練習相手には孤爪が指名されめんどくさそうな顔をした

「以上！頑張んなさーい」

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そして何日か立つが、未だに孤爪はリエーフとの連携が上手くいかずに、悩んでいた

「Aさん何買ったんですか？」

『ピザまんにした』

「げっ、こんな暑いのに？！」

『夏に食べるピザまんの良さが分からないとは…愚かなる山本、略してお山よ』

「……初めて女子にあだ名つけられたっ！！」

「お山はやべぇだろ」

リエーフと山本と夜久、犬岡と共にコンビニから出て既に座っている孤爪と黒尾の横に並んだ
そしてエースになる！とまたも意気込んでいて、孤爪が烏野のセッターの話や日向の話になるとリエーフも興味を示した

『あの2人見てて楽しいよね、研磨もワクワクしてるし』

「A、お願いだからその表現やめて」

「ワクワク研磨さん俺もみたいです！」

『ワクワクな研磨さん、略してワクワクさん！』

そんな会話が繰り広げられていて、全員の頭上に有名なメガネの工作おじさんの顔が浮かんだ
略してシリーズから先程の山本のあだ名の話を夜久がすれば、黒尾は涙を浮かべて大爆笑をした