仲良し家族*9 (ページ39)

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智Side

「え、翔。まだ眠い？
具合悪いとかじゃないよね？」

ただ眠いだけだったらそのまま
寝かせてあげたいけど、
具合が悪いとなれば別。

翔:「違う違う。雅紀、今日甘えたさんなの。
起きた時に、俺が隣いないと不安がるかなぁってさ。」

なんだ、良かった。

……それにしても、

「今日は本当にべったりだね。
何かあったのかな？」

そう。
翔が再び隣に潜り込むと、さっき離していた腕が再び翔の背中に絡みつく。

翔:「ん～、特に学校で何かあったわけではなさそうだけど…。
たまには、甘えさせないとかな～。」

”よしよし”と、雅紀の背中を撫でて、
微笑む翔。

最近、忙しかったもんね、翔。

翔:「早く熱下がるといいけど…、」

「大丈夫だよ。きっと。」

大丈夫。
大好きなお父さんに、今日一日めいいっぱい甘えればきっと明日には、、、

翔:「うん…、そだね。」

きっと元気になってるはず。

ね？雅紀。