仲良し家族*7 (ページ21)

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翔Side

「ほんっとにお前は……っ、…ｸﾞｽｯ。」

雅:「まさ、いつもとーちゃんなかせちゃう…ね。だけど、まさ、、」

「分かってる。」

時計を見れば、後数十秒で雅紀の誕生日。

そして、日付が変わって…

「雅紀、お誕生日おめでとう。
……生まれてきてくれてありがとう。」

そう、小さな身体をギューっと、これでもかってくらいギューっと抱きしめた。

雅:「くふ…ｯ…7さいもとーちゃんがいちばん…」

「当たり前。雅紀は俺の宝物。
間違いなんかじゃねーから。今更、サンタさんに返せって言われても返さねーからな。」

雅:「…ん。まさも、とーちゃんじゃないとやだ。」

まだまだ聞きたいことは沢山あった。

だけど、今は…今だけはね。

雅紀の身体をそっと離して、
お互いの涙を拭う。

雅:「…とーちゃん、なきむし。」

「雅紀もな？(笑)」

お互いの額を合わせて、微笑んだ。