85話 雷門VS.真･帝国 ページ37
外で待っていた私たちは、中へ案内され真･帝国学園と試合をすることになった
〜in コート〜
瞳子「鬼道くん、佐久間くんと源田くんはキミのチームメイトだったんでしょ？」
鬼道「だった……ではありません。今でもチームメイトです！」
瞳子「そう……今日の試合、あなたに任せるわ」
鬼道「！ありがとうございます」
円堂「鬼道、やろうぜ！」
鬼道「だが、相手は影山だ……どんな汚い手を使ってでも勝とうとしてくる……」
円堂「どんなに汚いやり方でもオレ達は正々堂々と打ち破ってやる！」
A「！！(正々堂々と……)」
ﾋﾟｨ────ｯ!!
試合開始のホイッスルが鳴り響く……
角間「さあ、ついに始まりました！雷門中 対 真･帝国学園の試合！」
不動「佐久間、見せてやれよ！お前の力を！」
キックオフは真･帝国学園側から始まった
開始早々、こちらに切り込んでくる不動が佐久間くんへパスを出す
佐久間「…………」
角間「おっと、どうした? 佐久間、動きません！何をしようと言うのでしょうか！」
佐久間くんはボールを持ったまま、ゴール前から動かない
佐久間「……はぁぁ……うおぉぉぉぉぉ！！」
佐久間くんが声を上げる
鬼道「！ ……やめろ！佐久間！！」
鬼道くんが何をやろうとしているかに気付き止めに入る
親指と人差し指を口元に咥え、指笛を鳴らす
それは"皇帝ペンギン2号"'と同じ……
でも、地面から出てきたペンギンは赤い色をしていた……
つまり、皇帝ペンギン2号ではない……
鬼道「それは！！
"禁断の技"だ！！｣
佐久間「皇帝ペンギンッ……！！」
佐久間くんの右足に容赦なくペンギンが噛み付く
佐久間「1号ぉぉ！！」
鬼道「やめろぉぉ！！」
鬼道くんが叫ぶもすでにシュートは放たれた
シュートは真っ直ぐゴールへと向かっていく
直後に、佐久間くんが耐えられずに悲鳴を上げた
佐久間「うわぁぁぁ！！」
円堂「ゴッドハンド！！……っうわぁ！！」
ﾋﾟｨｰｯ!!
ホイッスルが鳴る……
角間「ゴール！！ 真･帝国学園、先制！佐久間のシュートが円堂を吹き飛ばした！！」
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作者名：桜舞姫 | 作成日時：2016年8月15日 21時
