66話 私の過去 2 ページ18
A「その後、私は施設に預けられた…………
その施設にも私と同じような子がたくさんいたんだ……
捨てられた子…………
事故で両親をなくした子…………
たくさんいた…………
でもね、そこでも誰かに気を許す気になれなかった…………許せば、また母さんと同じように裏切られるんじゃないかと思って誰も信じれなかった…………
たがら、ずっと1人でいた…………
でも、そんな私にある子が言ったんだ……
"大丈夫、ここにいる人たちはみんな家族!頼ってもいいんだよ!みんな、キミの味方だから!!"
って言ったんだ
でも、私はまだ信じれなかっただから、その子に
"人は信じられない"
って言ったの……
そしたら、なんて返ってきたと思う?」(クスッ
木暮「そんなの知るかよ」
A「"ボクはキミを信じる!だから、キミもボクを……ボク達を信じて!"
って言ったんだ
その時の事は今でもよく覚えてる…………胸の奥の方がジーンと熱くなった……それで思ったんだ………
私は誰かに"私を信じる"って言って欲しかったのかも知れないって……………………
その子のおかげでまた、人を信じれるようになったんだ…………」
A「だから、木暮くんも誰かを信じてみて………
裏切られるのは確かに怖い……
でもね、私は前を向いていかなきゃいけないって分かったの……………
たくさんじゃなくていいの、1人でもいい……心から本当に信じれる人を見つけてみて、それじゃ」
私は立ち上がってその場を後にした……
A(あって数時間の木暮くんに話してしまった……
きっと、同じ境遇だったからかな…………いや、多分私は…………
木暮くんにも人を信じることの大切さを知って欲しかったからかも知れない…………)
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作者名:桜舞姫 | 作成日時:2016年8月15日 21時