37 ページ48
〜休日〜
『こういう日、久しぶり。』
私は快晴を見上げながらそう言う。
暇72「いやなんで俺も?」
『いいじゃない、そんなケチ臭いと禿げるわよ?』
暇72「は?なんでお前に俺の毛根事情指摘されなきゃいけねぇんだy((『あ、ここに座りましょ。』おい!!」
そう言いなつの言葉を遮って私は、人があまりいない草原に座る。
今日は少し自然に触れたい気分だったのでなつを呼んで近場の原っぱに来たのだ。
暇72「はぁ、ま…いいや、レジャーシート敷くか?」
『結構よ。今日は全身から自然を感じたくて。』
なつもそう言っている私の横に座る。
暇72「ふぅー、ここにして正解だったな。ここは近くに製造所も町もないから、空気が綺麗。」
『そうね。』
私がどこか遠くを見つめながら返すと、なつは何か察したように私に聞く。
暇72「…なんか、あったんか?」
なつが私にそう聞いてくるのが意外で、私は目を丸くした。でも今私はリラックスして警戒心が解けているためか、すぐなつに相談しようと口を開く。
『この前私はみことに難しいミッションを遂行してもらった。今回全員が狙っていたあの商品を、感覚で見つけてベランダに逃して人質にとる、という行為よ。』
『簡単そうに見えて実は難しかったりするの。商品がもし連れて行くときに叫んだらダメ、防犯カメラが機能してない場所を探さなきゃ連れて行ってる時にバレる、外なんか誰がどこで見てるかなんて分からないから商品の機嫌取りなんかしてる場合じゃない、常に周りを警戒しなきゃいけない。だけどそれを、完璧にみことはこなした。』
『やっぱ貴方の所の幹部は凄いわね、今まで色んな組織と関わったことがある私が称賛してるもの。』
そうなつに言う。
暇72「あいつらはすげぇよ、、ほんとに。」
なつは少し笑いながら言う。
『個人的には誰が凄いと思う?』
暇72「選べねぇw当初はすちが個人的にすげぇなって思ったな、どっかの貴族かよ、て思ってたけど、運動神経が抜群で頭がいいから最初から難しい任務はアイツがやってたし、大変だっただろうに嫌な顔ひとつもしないでやってたからめっちゃ尊敬してた。あと地図作るのも上手いし料理も美味い。ていうかなんでも出来るな、あいつは。」
暇72「でも日を重ねるごとに、他のメンバーのヤバさにも気づいていった。」
53人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
moca🎼 - 続き待ってまーす (12月3日 16時) (レス) @page47 id: 27bbe21924 (このIDを非表示/違反報告)
栞(プロフ) - インフルエンザ…大変ですね…ゆっくり休んでくださいね! (9月22日 15時) (レス) @page47 id: 3a71ef3a25 (このIDを非表示/違反報告)
でんぱぱん(プロフ) - 栞さん» 返信遅れてごめんなさい!そしてありがとうございます!小説の力があってか、現代文と古文の点数が上がりました!(笑)これからも応援宜しくお願い致します! (9月17日 22時) (レス) id: a926ca659a (このIDを非表示/違反報告)
栞(プロフ) - テストお疲れ様です!これからも応援してます! (9月10日 8時) (レス) @page39 id: 3a71ef3a25 (このIDを非表示/違反報告)
かなで(プロフ) - 栞さん» ありがとうございます!小説で鍛えた語彙力を苦手な現代文に少しでも活かせたら良いなって思ってますw! (8月27日 14時) (レス) @page2 id: a926ca659a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:でんぱぱん | 作成日時:2023年8月12日 9時