26(一ヶ月たったある日) ページ33
『私が…洗脳…?何故いるまはそう思ったの…?』
その瞬間いるまは自分が言った失言に気づき「あっやべ。」と声を漏らして少し焦っている様子だった。
『何?もしかしてなんか失言しちゃった。なんて思ってる?』
そう私が聞くといるまはこっちを見ながら黙っている。
『そこで私がまぁ失言は誰にだってあるからしょうがない!って全肯定すると思った??言ったなら最後まで言ってもらうわよ。何故私が洗脳されてるって思ったのか、洗脳してる人に心当たりがあるのか。ねぇ、教えて?いるま。』
私はそう言い、隣に居るいるまに体を寄せ頬を片手で優しく触る。
いるま「……やめろ。」
いるまはそう言い頬から手を離すが、その瞬間私はベンチの上でいるまを押し倒す。
ドンッ
『教えてくれないと、、今からどうなると思う?』
そう言っているまにキスをしようと顔を近づけると、いるまは意外にも少し頬を赤くして慌てながら言った。
いるま「分かった///分かったから///…LANのことだよ。」
私はそれを聞いた瞬間私は押し倒すのをやめて質問を続けた。
『…なんとなく分かってはいたわ。初日LANの話を聞いた時、私は不意にもこの組織を守りたいって思ってしまった。だから私の殺意もなくなったんだと思う。ということは要するにあの演技力を使って人を洗脳するってこと?』
いるまは起き上がり「そういうこと。」と返事をする。
いるま「別に能力者ではない、この世界にそんなん存在しないからな。ただアイツは演技力が高いが故に洗脳が可能ってわけ。自覚してないパターンが確か。」
いるまはそう言うが、私はその意見に反論があった。
『いや、多分LANは分かってやってるわ。私には人のオーラが見える能力がある。ということは能力を持ってる人間は少なからずこの世界に存在する。それにLANは意外と頭の回転がはやいから特にそうだと思う。』
いるま「ヘェー、確かにな…まぁ俺から言えることはそのぐらい。あとはこれから調べればいいんじゃない?じゃ、俺はこれで。」
そう言ういるまは納得の表情をして、建物内へと帰っていった。
急に秒で帰るいるまに、私は違和感を覚えていた。
(なんで急に帰ったのかしら…)
そう考えていると、私はなにかを察した。
『これ…まだ色々知ってるわね…?いるま。』
ーーーーーーーーー
『いるまってあーいうキスとかに弱いのね。意外。』
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moca🎼 - 続き待ってまーす (12月3日 16時) (レス) @page47 id: 27bbe21924 (このIDを非表示/違反報告)
栞(プロフ) - インフルエンザ…大変ですね…ゆっくり休んでくださいね! (9月22日 15時) (レス) @page47 id: 3a71ef3a25 (このIDを非表示/違反報告)
でんぱぱん(プロフ) - 栞さん» 返信遅れてごめんなさい!そしてありがとうございます!小説の力があってか、現代文と古文の点数が上がりました!(笑)これからも応援宜しくお願い致します! (9月17日 22時) (レス) id: a926ca659a (このIDを非表示/違反報告)
栞(プロフ) - テストお疲れ様です!これからも応援してます! (9月10日 8時) (レス) @page39 id: 3a71ef3a25 (このIDを非表示/違反報告)
かなで(プロフ) - 栞さん» ありがとうございます!小説で鍛えた語彙力を苦手な現代文に少しでも活かせたら良いなって思ってますw! (8月27日 14時) (レス) @page2 id: a926ca659a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:でんぱぱん | 作成日時:2023年8月12日 9時