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拾陸話 ページ17

仕切り直しとなった"グロッキーリング"。
ゾロとサンジはボールマンのビックバンから仕留めてしまおうと、肌が露出していない部分を狙って駆け出した。



「ぶししっ"ドジョウすくいスライディング"!!」


寝転んで突き出された両腕に掬いあげられてしまった二人は、続く"ドジョウレーシングサーカス"によって広い背中でぐるぐると滑ることしか出来ない。


「ああああああああ〜!」


「おい頼むぞお前らホント!!もうAしか頼りはいねェんだ!!」


そうしている間に吹き飛んでいた二人がゲームに復帰、先程とは少々出で立ちが異なっている。

ハンバーグは拳に鉄のサック、肘には鉄のサポーター。ピクルスはトゲ付きの肩当てをしている。
これも明らかにルール違反の代物だが審判は偶然にも(・・・・)ストレッチの最中で後ろを向いている。




「ぷぷぷ、あの女…どこいった!」


「麦わらチーム、最早動けるのはA一人だよっ!!だからといって悪逆非道のグロッキーモンスターズ、手加減なんか一切しない〜〜!!」





司会の言葉にも煽られて、ハンバーグはまず自分を吹き飛ばした生意気な女に仕返しをするべくコートを見渡した。
あんな屈辱は今までのどの試合でも受けたことは無かったため、怒りで目の焦点が定まらない。
しかし小さな女は踏み潰しやすいが、巨体のハンバーグからは見つけづらいのが難点なのである。





『おーい、此方だ巨人くん!!お探しの女は此方だよう!』




「A!?アイツに気づかれちゃうじゃない…!」






見つけやすいようにか、ピクルスの肩に飛び乗ったAは両手を振ってこちらに呼びかけていた。
ナミが気づいて静止するがもう遅い。





「!?ぷぷぷぷぷ!!わざわざ呼ぶなんて馬鹿な奴、そこかァ!!」




頭に血が登ったハンバーグは衝動のままにAを叩き潰そうと拳を振り降ろす。
しかしその拳がぶち当たる寸前のところで彼女はひらりと肩から飛び退いた。


「…!!おいやめろハンバーグ!!」


観戦していたフォクシーが咄嗟に怒鳴ったがもう止まれない。



「エッ!?アッ、止まれねェよォ!!!!」



「ガッ……!!!!!!」




勢いもそのままに、鉄のサックを嵌めた綺麗な右ストレートがピクルスに打ち込まれることとなった。


『アララ残念だったね。』


「麦わらチーム・Aを狙ったハンバーグの攻撃はピクルスに直撃ィィ〜!!なんとも軽い身のこなし!!
敵ながら「策士」だねェ!!」

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まどろみマフィア(プロフ) - ぽ、ぽぽぽぽぽポートマフィア?!なんですと?!ギュフフィンフィン(ポトマが出てきて歓喜中の中也推し) (1月25日 0時) (レス) @page37 id: 2cd01fe314 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2022年11月7日 10時

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