キミと、アオハル。3【黄瀬涼太】 (ページ3)

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83話どんな事があってもページ3

「りょ、涼太君！？」

突然の事で慌てふためいていると、彼は腕の力を緩め、また見つめ合うかたちになる。

恥ずかしさで目をそらしてしまいたいけど、彼の真っ直ぐな眼差しからはとても逃げられない。

「俺が、守りたいんスよ。」

「え…」

「少し危なっかしいところも、周りのこと考えて気配りできるところも、笑った顔も、全部大好きなんスよ…。｣

あぁ、

「出会ってからそんなに時間はたってないはずなのにどんどんAっちのこと頭から離れなくなって、それで、これは恋だってようやく気づけた。」

なんて純粋な目なんだろう。

「たしかに俺たちはモデルだしそれなりの苦労はあるかもしれない。だけど、そんなヤツらから絶対に守るって約束するから、だから、改めて」

そんな顔で言われたら

「俺と付き合って下さい。」

「…はいっ。」

断れないじゃんか。