今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:2,210 hit
小|中|大
91話 レッツクッキング ページ12
「いつもごめんね、送ってもらって。」
「いいんすよ、じゃあおやすみっス。」
「うん。おやすみ。」
ガチャっと家のドアを閉める。
合宿の話をしていて監督に言われた言葉を思い出した。
『宿の都合上、自分達で食事を準備することになるが…橙乃、できるか。』
『まあ人並みにはできます。』
『じゃあよろしく頼んだ。』
『はい。』
「…料理しなきゃいけないんだった。」
決してできない訳ではないが、そこまで経験はない。
合宿まであと1週間。
「今日からやるしかないよね…よしっ!」
決心するやいなやスマホを持ちバスケ部一軍に一斉メールした。
“明日お弁当持ってこないでください!!
あ、いつも通り屋上で食べましょう!!”
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
38人がお気に入り
38人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:弥生 | 作成日時:2018年2月17日 1時