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67話 オレだけ ページ29

────no side


両者、手の読み合いが続く。
短い時間のはずなのに、2人の間、そしてチームメイト達の集中が、その瞬間を長く感じさせる。



そして、


『フォームレスシュート…。』




黄瀬が動いた。
誰もがそのままシュートだと思ったその時、


『!?』


黄瀬のとった手は、



『笠松先輩…!?』



笠松へのパスだった。




これなら流石の青峰も反応できまいと思ったが、



『後出しで、止めた!?』


青峰は、笠松へのパスをありえないスピードで止めた。




青「オレの勝ちだ、黄瀬。
らしくないことしたせいであっけない幕切れ
だったな。
結局の敗因は



最後の最後に仲間(チームメイト)に頼ったお前の弱さだ。」




黄「そうかも、しんないっスね。」


黄「(確かに最後パスしなければ勝てたかもしれない…けど、
オレだけじゃここまでやれなかったし、オレだけじゃとっくに試合を投げてる、だから)」



黄「だから、負けるならまだしも、オレだけ諦める訳にはいかねーんスわ。
敗因があるとしたら、ただ、まだ力が足りなかっただけっス。」



青「フン、当たり前の事言ってんじゃねーよ。」




その後、海常は桐皇にくらいついていった。
どちらも決して諦めなかった。






そして、




「終了ーーーー!!!!」



試合終了を告げるアナウンスが会場に響き渡った。



────海常は桐皇に敗北した。

68話 冬に→←66話 第4Q


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設定タグ:黒子のバスケ , 黄瀬涼太 , 黒バス   
作品ジャンル:アニメ
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弥生(プロフ) - や ちさん» はじめまして!読んでいただき、ありがとうございます!感想も頂けて嬉しい限りです!ありがとうございます!これからも頑張っていきたいと思うので、よろしくお願いします!! (2017年7月28日 11時) (レス) id: d3dedf91a0 (このIDを非表示/違反報告)
や ち(プロフ) - はじめまして!今日この作品を見つけてから、一気に読み進めてしまいました*"黄瀬の恋している男の子"感がとっても可愛くてすごく恋の進展気になります!!今後も執筆活動頑張ってください!* (2017年7月28日 11時) (レス) id: 1e979edaaf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:弥生 | 作成日時:2017年6月15日 6時

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