63話 震える ページ24
相手にブザービーターで点を取られ、第2Ｑが終了。
10分のインターバルに入った。
『ドリンク作ってきます。』
笠｢ああ。｣
笠松先輩に許可を得て、ドリンクを作りに外の水道へ行く。
『すごい熱気だったな…。
私、ちゃんとマネージャー出来てるのかな。』
最近、すごく不安になる。
自分がちゃんと皆のサポートが出来ているのか、知識が足りないんじゃないか。
『今悩んでも仕方ないよね、今は大会に集中し…』
｢よお、嬢ちゃん、俺らと遊ばね？そーんなつまんないことしてないでさっ｣
『はい…？』
いかにもガラの悪い3人組が話しかけてきた。
『嫌ですし、今大事な大会中ですから。』
そう言ってまた作業に戻ると、
｢あぁ？生意気なこと言ってんじゃねーぞ！！｣
『いたっ…』
手首を強く掴まれる。
｢メガネしてっけど、よく見たらめっちゃ可愛いじゃないですか！この子！｣
｢あれ、この子モデルの橙乃Aじゃね？
この前ＣＭで見た〜。｣
｢じゃあ連れてくしかねぇな！！｣
『…人違いです。離してください。』
｢うるせぇ。｣
『んっ…』
｢声出したら、どーなるかわかってるよなぁ？｣
ボスっぽい人が胸を触ってきた。
気持ち悪くて、なにも出来ない自分が情けなくて涙が出てきた。
『(ああ、もう10分経っただろうな…。
でも、こんな奴らに邪魔されたくない！)』
『やめてっ…！
大事な大会なの、あんた達みたいなクズが来ていいような場所じゃないの！』
｢あぁ！？テメェ調子こきやがって！｣
襲いかかられ
『…っ！』
｢あ、警察さん。こっちです。｣
…なかった。
｢お、おい逃げるぞ！！｣
そう言って去っていった。
『黒子君…ありがと。』
黒｢いえいえ、大丈夫ですか？｣
『だ、大丈夫！！』
黒｢では僕はこれで。あと、お礼なら黄瀬君に言ってください。｣
『え…？』
黒｢ほんとは黄瀬君が橙乃さんが襲われてるのを見つけたんです。
助けに行こうとしてましたが、試合に間に合わなくなってしまうので、代わりに僕が来たってだけです。｣
『そうなんだ…。ごめんね、迷惑かけて。
ありがとう。』
黒｢はい、では。｣
『うん！』
ドリンクを急いで運びに行かないといけない。
いけないのはわかってるのに…
『足が震える…』
どっときた恐怖に足が震え、涙が溢れるが、そんな足を無理やり動かして会場に急いだ。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
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弥生(プロフ) - や ちさん» はじめまして！読んでいただき、ありがとうございます！感想も頂けて嬉しい限りです！ありがとうございます！これからも頑張っていきたいと思うので、よろしくお願いします！！ (2017年7月28日 11時) (
レス) id: d3dedf91a0 (このIDを非表示/違反報告)
や ち(プロフ) - はじめまして！今日この作品を見つけてから、一気に読み進めてしまいました＊"黄瀬の恋している男の子"感がとっても可愛くてすごく恋の進展気になります！！今後も執筆活動頑張ってください！＊ (2017年7月28日 11時) (レス) id: 1e979edaaf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：弥生 | 作成日時：2017年6月15日 6時
