キミと、アオハル。【黄瀬涼太】

10話 深まる仲 ページ12

｢んで、橙乃。部活決めたっスか？｣




部活動紹介も終わり、教室に戻ってきたら、黄瀬が話しかけてきた。



『ふふっ決めたよ。』









『私、男子バスケ部のマネージャーになる。』







黄瀬は一瞬驚いた顔をして、でもすぐ嬉しそうな顔になって



黄｢やったぁー!!これからよろしくAっち！！｣



『え、Aっち！？』



黄｢Aっちって呼びたいんスけど…ダメすか？｣




黄瀬が捨てられそうな子犬みたいな顔をしている。断れるわけがないし、断る理由がない。




『いいよっ！りょ、涼太…君。 これからよろしく！』



また驚いた顔したと思ったら、いい笑顔で




｢よろしくっス!!｣




って言った。





涼太君との距離が近くなれた気がして嬉しかった。

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