私が興味あるのはむっくんだけ【黒子のバスケ】

迎えに来たよ ページ33

紫原side







紫「はぁっ…はぁっ…！」







自分からほっておいたクセに。自分から避けたくせに。こうして探しに行くなんてね…。






でも、それくらい、南ちんのこと＿＿＿＿＿＿。







紫「！………これは」







南ちんが付けてる、ヘアピン………。







紫「ここで、何かあったんだ…！じゃあ、ここの路地を……」






手がかりは何も無い。けど、行くしかない。







今の俺は、誰にも止められないくらいだから…。







ーーーーーーーー
ーーーー
ー






あの後、男の家に着き、案の定家に閉じ込められた。








男「あらぁ？怖くて反抗出来ないのかなぁ？偉いねぇ」

貴「……」







出来ないんじゃない。しないのだ。







冷たい床に、パタリと横になる。その床は何となく、居心地が良く思える。







このまま………全てが消え((ガチャンッ！！







貴「……？」







誰か来たのかな。…でも、男と言い争ってるみたい。






そんなふうに思っていたら、玄関の方から何かが倒れる音がした。







それは、あの男だった。







貴「えっ………………？」







何回か殴られて、気を失っているみたい。そして、玄関からは、背の高い男が現れた。







貴「あっ………」

紫「迎えに来たよ、南ちん……………」

なんで迎えに来てくれたの…？→←あなただけ幸せに

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す