あなただけ幸せに ページ32
掴まれた手を振りほどこうとするが、びくともしない。
貴「はっ、離してくださいっ!!」
男「君可愛いよねぇ?君のこと、ずっと見てたんだぁ!あ、家にケーキあるんだけど、食べる?行こうよぉ!」
貴「えっ、いや、やめっっ!」
男は話を聞こうともせず、家まで連れていく気だ。
このまま、家に閉じ込められるかもしれない。そう思うと、体の震えが止まらない。
でも、それと同時に、このままでもいいかもしれないとも思った。
このまま閉じ込められたら、美香ちゃんにも…むっくんにも会わずに済む。
貴「(あ〜あ。もっと…いっぱいあなたのそばにいたかった。…でも、今までの幸せをくれてありがとう。これからは、あなただけ幸せになって…)」
私は、暗い道を目を閉じて歩いた。
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紫原side
紫「………!」
今、頭ん中に南ちんの声が………。
紫「…嫌な予感がする…!」
母さんが急に出ていく俺に戸惑っている中、俺は南ちんの家に足を運んだ。
インターホンを鳴らした途端、すごく緊張が流れた。
母「はい?」
紫「あ、あのっ!」
母「あら、むっくん?どうしたの?南はまだ帰ってきてないけど…」
紫「!…居ないの…?」
母「えぇ。…それにしても、遅いわね?何かあったのかしら…」
紫「おっ、俺!探して来るっ」
母「えっ、ちょ、むっくん!?」
南ちん………どこにいるの…ッ!!!
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セツナ(プロフ) - 柑橘みかんさん» 本当ですか!!むっくん好き周りに少なくて…。よろしくお願いします(。ノω<。) (2017年12月4日 20時) (レス) id: 2130f82184 (このIDを非表示/違反報告)
セツナ(プロフ) - 那須さん» 申し訳ございません!こちらの作品はそうさせて頂きます(´;ω;`) (2017年12月4日 20時) (レス) id: 2130f82184 (このIDを非表示/違反報告)
柑橘みかん - 私もむっくん大好きです!!よかったらお友((殴 (2017年12月4日 10時) (レス) id: 1175ce6cf3 (このIDを非表示/違反報告)
セツナ(プロフ) - ハチさん» ( ゚д゚)ハッ!申し訳ございません!すぐに直させていただきます( ;∀;) (2017年11月21日 7時) (レス) id: 2130f82184 (このIDを非表示/違反報告)
ハチ - 最初の紫原以外の愛してます、の流れできちんと(名前)になってたのに本編始まってから名前固定されててびっくりした。 (2017年11月21日 1時) (レス) id: cd28daf192 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:セツナ | 作成日時:2017年3月7日 22時