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入水三頁目 ページ3

******
いつもと変わらず、探偵社で国木田くんに説教をされている。
それを右から左へと、とまでは行かないが、半分聞いていなかった。

残りの半分はAのことだ。

悩んで、私なりの結論に至った。



若し、彼女が誰かと付き合うようになったら...


否、付き合うようになっても、


私は笑顔でいつもと変わらず過ごそう、と。


私はAの兄であり、たった一人の家族だ。支えてあげよう。



(────諦めるかどうかは"相手"の器の大きさにもよるだろうが)


そんなことを考えていると...

バタンッ!!



「太宰さん!!妹さんはっ!!?」


と、敦くんが青い顔をして飛び込んでくるものだから、あの子に何か不吉な予感がして冷や汗が背中をつたう。


「いつも通り、マフィアじゃあないかい?どうしたんだい急に」


そんな予感を隠して普段と変わらない様子で訊ねると────








「─────××川で女性が川に飛び込んでッ、意識不明だってッ!!!」


******

その河川敷には多くの人だかりができていた。




それを掻き分けると水浸しになり、救急員に担架で運ばれるAがいた。




「Aッ、Aッッ!!!」

と叫ぶと

「離れて下さい!!!この方のご親族でしょうか?」







 









『────私はこの子の兄、否、─"恋人"─だ!!!』

入水(了)happyend→←入水二頁目


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設定タグ:文豪ストレイドッグス , 短編集 , 選択   
作品ジャンル:恋愛
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蘭時*** - カカオ100%さん» いえいえいえ!!コメントは凄く励みに成ります!ありがとうございます!!こちらこそよろしくお願いします! (2018年3月29日 19時) (レス) id: ca7402d5b0 (このIDを非表示/違反報告)
カカオ100% - 面白いです!リクエストじゃなくてすみません・・・これからもよろしくお願いします! (2018年3月29日 15時) (レス) id: 42068d009d (このIDを非表示/違反報告)
蘭時*** - 夏姫さん» リクエストありがとうございます!太宰さんが嫉妬するという素晴らしい設定まで...。1週間後に公開致します。 (2018年3月21日 18時) (レス) id: ca7402d5b0 (このIDを非表示/違反報告)
夏姫 - 主も弟と同じ異能力なので久と手を繋いでも無効化するので問題ない中也からも~姐さんと尊敬されてる少し違うのは頭脳体術のどちらも出来ると言う事太宰探偵社主ポートマフィア太宰と敦が依頼から帰りに主達に会うお願いします (2018年3月21日 10時) (レス) id: d39e30b99f (このIDを非表示/違反報告)
夏姫 - 蘭時***さん» リクお願いします。太宰の姉紅葉乱歩と同じ年幹部主は実の弟より久の事を可愛がってる久も主に懐いてるなので太宰は姉を取られて嫉妬する (2018年3月21日 10時) (レス) id: d39e30b99f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:蘭時*** | 作成日時:2018年3月20日 2時

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