入水二頁目 ページ2
「何ボーッとしてんのさ。早く上がってきて。」
「太宰さーん！！ってポートマフィア...!？」
おや、どうやら敦くんんと面識があったみたいだ。
「どうしたんだい、敦くん。」
「国木田さんが探していましたよ。
──それよりもっ！！どうしてポートマフィアが....！！」
敦くんは凄く警戒している。まぁ、敵だから仕方がない、か。
「なぁに、簡単なことさ。──私の妹、だからだよ。」
「そんなに警戒しないで欲しいかな。この間は悪かったよ。」
両手をひらひらとさせて、この場で戦う気は無いことを証明させる彼女。
ウンウン、流石は私の妹だ、、。
「い、妹！！？太宰さん、マフィアに妹なんていたんですか！！？」
吃驚する敦くんにAは、ねぇ、心中に興味無い？？なんて
ナンパする風に敦くんを誘っている。
「(あぁ、確かに太宰の妹だなぁ、この人。あれ？美人さんだけどどこか似てないような──)」
「因みに血は繋がっていない。」
「ふぇー、ってそうなんですか！！？」
Aを見て、納得したかと思ったら不思議そうな顔をした敦くんに事実を伝えると面白い顔をしていた。
「まぁね。
そ・れ・よ・り！！一応、名前だけ名乗ってあげる。
私は太宰A。以後お見知りおきをー。あんたは？」
「うぇ！？は、はい。僕は中島敦。じゅ、十八歳、です？
(って！太宰さん！！妹さんとはいえ敵組織と親睦深く接するってどうなんですかぁ。)」
「いや、いいのだよ敦くん。彼女は私を回収しに来ただけだ。襲撃してきても異能力持ちだから私が止められるし。まぁ、芥川君みたく独走はしないと思うよ。ちょっとあれだけど。」
「あれってなんだよ。」
「..あはは....」
彼女も、もう少し警戒心を持った方がいいと思うのだけれど。
「じゃあ、敦くん。歳も私とそう変わらないし、よろしく。」
と、いう風に彼女は警戒心がない。男との距離もすぐに近づく。本人は自覚がない様子だが。
このまま二人が近い将来──と考えると気が気で無くなる。
どうやら私はかなり、重度の妹想い(シスコン)のようだ、と感じる今日、この頃。さっさと思いを伝えればいい。私の性格からして我慢は善くないことは判っている。然し、どうも─"家族"─という必要であり、また、必要ではない枠が邪魔をする。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
駄菓子
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 19人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
蘭時*** - カカオ100%さん» いえいえいえ！！コメントは凄く励みに成ります！ありがとうございます！！こちらこそよろしくお願いします！ (2018年3月29日 19時) (
レス) id: ca7402d5b0 (このIDを非表示/違反報告)
カカオ100% - 面白いです！リクエストじゃなくてすみません・・・これからもよろしくお願いします！ (2018年3月29日 15時) (レス) id: 42068d009d (このIDを非表示/違反報告)
蘭時＊＊＊ - 夏姫さん» リクエストありがとうございます！太宰さんが嫉妬するという素晴らしい設定まで...。1週間後に公開致します。 (2018年3月21日 18時) (レス) id: ca7402d5b0 (このIDを非表示/違反報告)
夏姫 - 主も弟と同じ異能力なので久と手を繋いでも無効化するので問題ない中也からも~姐さんと尊敬されてる少し違うのは頭脳体術のどちらも出来ると言う事太宰探偵社主ポートマフィア太宰と敦が依頼から帰りに主達に会うお願いします (2018年3月21日 10時) (レス) id: d39e30b99f (このIDを非表示/違反報告)
夏姫 - 蘭時***さん» リクお願いします。太宰の姉紅葉乱歩と同じ年幹部主は実の弟より久の事を可愛がってる久も主に懐いてるなので太宰は姉を取られて嫉妬する (2018年3月21日 10時) (レス) id: d39e30b99f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：蘭時*** | 作成日時：2018年3月20日 2時
